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「事実なんですね、それは」






「……あぁ」





あらから少し経って







俺は本当の“最強”に、



傑は呪詛師に



硝子は今まで通りに、


…………それは違うか







そんで、

縣をまぁ慕ってた七海は






本物の悪意に打ち負かされてる最中ってとこ







「認めたく、ありません」






「……でも」


「今の私に残ってるものはこのどうしようもない現実だけだ」






「全てが嘘だった、縣さんは現実じゃなかった」





「七海」





「お前がアイツを慕ってた様に」




「アイツもそれなりに気に入ってたみたいだよ、お前のこと」






「…どこにそんな根拠があるんですか」




「痛いとこつくなぁ」





根拠なんかない、そりゃそうだ





「実際、そうでしょう」




「まぁそうなんだけどさ」






「……アイツがわざわざ電話してまで話し込んでたやつ、お前だけだ」




俺なんか1回も連絡寄越したことなかったのに

いや別にいらんけども






「俺を信じろ」


「これだけは間違いなく現実だ」





「…全部ぐちゃぐちゃになって」


「私は、どうすれば良かったんですかね」








どうすれば、か




どこにいっても誰と話しても


口に出すのはこの言葉







「ぁ〜〜〜〜」

「知らね!」




「…でもまぁ、うん」





「誰のためとか、世のためとかそんな大義なんてもん捨ててやりゃあいいんじゃね」





「全部失ったんなら」


「失ったなりに生きてやれ」





「自分勝手に、貪欲に」









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しき(プロフ) - 神作すぎる (2023年4月9日 0時) (レス) @page50 id: 3f65d643db (このIDを非表示/違反報告)
haruk1204(プロフ) - 妄想小説っていう類には収まらない話だから全呪術廻戦ファンは読んで見て欲しい、、、何回読んでも飽きません。お願いですから永遠に削除しないでください。 (2022年12月3日 17時) (レス) @page50 id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
- 素敵でした。七海の、陽だまりよりも暗闇が似合いそう、と言う形容が記憶によく残りました。また読み直そうと思います。 (2022年6月14日 1時) (レス) @page50 id: b420da21f1 (このIDを非表示/違反報告)
扉子(プロフ) - 那乃さん» コメントありがとうございます。この子を象徴とするものは作らずに話を書いたためイメソンなど教えて頂けるとすごく嬉しいです。ありがとうございました。 (2021年6月13日 23時) (レス) id: 655d1d8ce1 (このIDを非表示/違反報告)
那乃(プロフ) - 何故かこの子には「春、プールサイドの気象予報士」という歌が合うと思った。 (2021年6月5日 21時) (レス) id: 4d924b4f2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:扉子 | 作成日時:2020年12月10日 23時

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