29話 救世主? ページ30
「ふぅ。」
間一髪ハンググライターを開いてくれたお陰で私は死なずにすんだ
下に居るファンたちが黄色い声援を送る
「私も盗んでってー!」とか
「お姫様だっこしてー!」とか
言われて気がついたんだけど
横抱きされてます
暴れると落ちて危ないから大人しくしていますが泥棒に命を救われたなんて…
恥です
ムスっとしていると
「少し寝ててもらいますね」
と口をハンカチで覆われた
急だったので吸ってしまい頑張って起きようとしていたが寝てしまった
.
.
「____い。おーい大丈夫か?」
「あれ…先輩?何でここに…」
「俺キッドファンだから見に来たらお前がキッドに抱きかかえられてんの見てよ」
それで後を追っていたら…ってことか
「何かすみません」
「お前が無事で良かった。」
『お前が無事なら良いよ』
彼と重なった
あの嫌いな彼と
「帰ります。」
立ち上がるとクラっと目眩がして
壁にてをついた
「おいおい。それじゃあ危ねーだろ」
「大丈夫です。」
私は壁を蹴って屋上まで高く跳んだ
「まじかよ…あれ人間離れしてんだろ」
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作者名:あんと | 作成日時:2018年4月30日 12時