壊れた時間 ページ47
渚side
貴「・・・当たるとでも思ったの？赤羽。」
そう受け止め笑う亜紗霧さん。
カ「・・・・違う。(ボソ」
貴「は？」
カ「アンタは・・・Aちゃんじゃない！！Aちゃんを・・・どこへやった！！」
そういって彼女に殴り続けるカルマ君。
彼女はそれを軽々と避けながら可笑しそうに笑っていた。
貴「あはは！！ついにアンタまで気が動転して可笑しくなったのねw・・・・私は、今までのアンタがその目で見ていた・・・・・。」
そう言葉を切り、殴りかかってきたカルマ君の耳元で囁く。
貴「亜紗霧Aだよ？・・・赤羽君。(ニコ」
赤羽「！？」
その何時ものように笑った亜紗霧さんに、思わず殴ろうとしていた手を止める。それと入れ違いに彼女はカルマ君を思いっきり蹴り飛ばした。
赤羽「ガハッ！！」
貴「まっ、君等が見てきた私は・・・・全部作られた偽りの私だったんだけどねw 」
そうやって笑う亜紗霧さん。でも、カルマ君が疑うのも無理はなかった。
今の亜紗霧さんは全くの別人と言われた方が納得できる。それぐらいに今の彼女は豹変していたから。
奥「・・・今まで騙してきたんですか！？私も、皆も！！」
そう悲痛の叫びをあげる奥田さん。・・・当然だろう。だって今まで亜紗霧さんと一番仲が良かった・・・衝撃を受けているのは奥田さんが一番だと思う。
貴「騙してきた？はっ、あんたらが勝手に馬鹿みたいに勘違いしてた。の間違いじゃない？・・・あれが私の本性だなんて何時、誰が言ったの？」
奥「そ、そうですけど・・・・。」
貴「第一、普通に考えて可笑しいと思わなかった？運動も勉強も出来て完璧な上、性格も優しい優等生？そんなの、こんな現実に存在するわけ無いじゃない。架空世界じゃあるまいし。」
貴「・・・結局、皆が私の事を勝手に勘違いして、その印象と違うからという実にしょうもない理由で騙したのか。って批難する。・・・・あんたらがやっている事はそーゆー事よ。いい加減その被害者面なんとか出来ないの？」
亜紗霧さんが冷たい笑みでそう告げた言葉に、違う。そうじゃない。と叫びたかった。
けど、亜紗霧さんの言っている言葉もどこかあっているような気がして、僕達は何も反論出来なかった――――――――――。
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茉莉愛(プロフ) - 今日初めて見たんですが、私の誕生日と同じで驚きました！これから、見ていきます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - かなり時間が経ってのコメント失礼します。選択ミスの時間のお話で班という字が一つ斑という字になってます！ (2016年4月1日 17時) (レス) id: 817d9bf1cd (このIDを非表示/違反報告)
桜夜悠(プロフ) - 明香里さん» コメントありがとうございます！返信遅れてすみません；そう言ってもらえてとっても嬉しいです！ (2015年10月18日 18時) (レス) id: 5f2cabdf44 (このIDを非表示/違反報告)
明香里(プロフ) - めっちゃ面白いです！ (2015年10月4日 18時) (レス) id: 6b0bc3e641 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜悠(プロフ) - エネさん» コメありがとうございます！このてんかいは今までになかったので(笑) (2015年7月3日 21時) (レス) id: 5f2cabdf44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜夜 悠 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年6月12日 18時
