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ガバガバ考察の段 ページ34






【帰り道】




他愛ないことを話してるとあっという間に川沿いまでついた。




『行きは遠く感じたのに帰りはあっという間ですね』


善法寺「そうだね、はい」



ぴょんぴょんと石の上を飛び私の少し先を行くと、振り返り手を伸ばしてくれた。


落ちないように掴まれってことだろう。



『あ、ありがとうございます・・・』



王子様かよ

もう!!かっこいいな!!





ふぅ。何事もなく向こう岸まで辿りついた。



伊作先輩はアニメで見てた通り優しい人だなぁ

ううん、きっと他の人たちも本当はアニメで見てた通り優しい人たちばかりなんだ。

それを変えてしまったのは、私と同じ世界から来た天女達…




善法寺「暗くなってきたね」


『薄暗い森は不気味ですね』




元ヒキニートだし、夜は危ないから出歩くなと育てられた箱入り娘の私は正直今の状況が怖かった。


無意識に伊作先輩の袖を掴んでいた


それに気付いた私は慌てて手を離したが





『ハワッ、ごっごめんなさい』


善法寺「大丈夫だよ、繋いで帰ろう」





伊作先輩はそう言って優しく手を繋いできた。

す、好きになっちゃう〜〜〜〜(照)




なんですかこれ

善法寺伊作先輩落ちの夢小説の中ですか?!(んなことはない)





それから暫く歩いていると道の真ん中に

一人の老人(おじいさん)が倒れていた。



忍たまの世界で倒れてるご老人なんて、
面倒臭い事が起きるおやくそくの様な展開だが
無視はできない。


それは優しい伊作先輩も同じだろう。


だけど伊作先輩は真剣な顔をしたまま動かない。





ハッ





これってもしかして私試されてる?!

学園を出る前に学園長先生が伊作先輩に耳打ちしてたのってまさかこれ?!



困ったおじいさんを助けるか否か・・・
道徳的な何かを試されてるのではっ



緩んだ脳を出来る限り回転させ、だしたガバガバ考察


間違いない!!!←





私は伊作先輩の手を離し『どうしましたか!?』と駆け寄った



善法寺「まって!A!」



伊作先輩の焦ったような止める声を気にも止めず

恐怖の段→←天然タラシの段



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ようちゃん(プロフ) - 面白いです!続きまってます! (3月1日 14時) (レス) id: e74ec347f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるた | 作成日時:2024年2月25日 16時

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