たとえば私が天女になったりして【忍たま乱太郎】 (ページ32)

今日:31 hit、昨日:19 hit、合計:8,822 hit

刀鍛冶の段ページ32

＊

『そういえば今更なんですけど…
学園の外では天女呼びと敬語外して貰えますか？
他の一般人に聞かれると恥ずかしいです』

善法寺「わかった、じゃあAて呼ぶね」

キュン

『はい…』

チョロいから名前を呼ばれただけでときめいてしまった。

ヒロインにもイケメンにもなれる伊作先輩無敵すぎでは？？

川から去る時バシャッと何かが川に落ちる音がした。

魚が跳ねたのかな？

気にせず伊作先輩の後を追う。

暫く歩くとテレビで見たことのある室町時代の風景があった。

すごい…私ほんとにトリップしちゃったんだなぁ

もう何度目かもわからない実感に浸っていると…

善法寺「ここをまがって…あそこが六道さんの家だよ」

＊

善法寺「『こんにちは』」

家の中に入ると一人の老人が出迎えてくれた。

六道「やっと来たか、儂が刀鍛冶の六道だ

話は学園長先生からきいておるよ」

早速持っていた刀を六道さんに見せると

六道「相変わらず雑に扱っているな学園長先生」

ボロボロになった刃を見て呆れたようにため息をつく六道さんに『なおせますか？』と聞くと少し時間はかかるが何とかしようと言ってくれた。

『よかった…』

雑に扱ってても、六道さんの所に持ってくるということはきっと大切な物なのだろう。

刀は六道さんへ任せて、私と伊作先輩は外でおばちゃんに作ってもらったおにぎりを食べることにした。

木陰に座り風呂敷からおにぎりをだす

『おいしー！程よい塩加減！』

善法寺「さすが食堂のおばちゃんだね」

『ですね！！』