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およびだしの段 ページ28





トリップして3日目。

朝ご飯を食べているとヘムヘムから「学園長先生がよんでいる」と言われ、急いでご飯を食べて学園長室へ来た。


『おつかい、ですか…』


学園長「うむ…このボロボロになった短刀を

刀鍛冶(かたなかじ)の六道さんの所へ持って行ってほしくてのぅ」



そう言い短刀を鞘から抜きボロボロになった刃を見せてきた。



正直知らない土地を出歩くのは苦手。

私が返事に困っていると「もちろん1人でとは言わぬ」


なんでも私の好きな人を付き人にして良いという。



『それなら私じゃなくてその人におつかい頼めばいいのでは…』


学園長「むっ?!そ、それはそうなのじゃが…その…」



片目を開けて少し焦ったような声を出す。

見るからに困っている。

これは何かあるな…



学園長「ええい!つべこべ言わず行ってきなさい!!」



声を荒らげやけくそのように放たれた言葉に、私は『は〜い』としか言えなかった。









短刀を受け取り、学園長室から出る。

誰を連れていこう。


真っ先に思い浮かんだのは山本シナ先生だった…

だけどきっと授業で忙しいよね。


『ん〜…誰にしよう』


トボトボと廊下を歩いていると「Aちゃーん」と手を振りながら嬉しそうにこちらへ駆け寄ってくる小松田さんが見えた。



『小松田さん、おはようございます』

小松田「おはようございますぅ!」



私は先程学園長に頼まれたおつかいの話を小松田さんにした。



小松田「ぼくが一緒に行けたらいいんですけど、事務の仕事があるから…」



しょぼんと肩をおとす小松田さん。

かわいいなぁ←

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ようちゃん(プロフ) - 面白いです!続きまってます! (3月1日 14時) (レス) id: e74ec347f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるた | 作成日時:2024年2月25日 16時

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