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お土産どうぞの段 ページ25




おばちゃんと二人で席についてお茶をしていると

「ただいまー!」と元気な声が3つ聞こえた。


おばちゃん「三人ともおかえりなさい」

『おかえり〜』



お茶を一口飲んでコトっと机におくと、しんベヱが風呂敷から何かを取りだした。


しんベヱ「おばちゃんと天女様にお土産です」


おばちゃん「あらまあ!お饅頭じゃない!」



白くて丸々としたお饅頭…

まさか私にもお土産くれるなんて思ってもなかった。


しんベヱ「ぼくの大好きなお饅頭屋さんなんだ!
おばちゃんはいつも美味しいご飯を作ってくれるから、天女様はお皿洗いを代わってくれたから!」


ほら食べて!と私とおばちゃんにお饅頭を渡してきたしんベヱ。


おばちゃん「有難く頂くわ」

『ありがとうしんベヱ!』



私とおばちゃんはほぼ同時にお饅頭にかぶりついた。



おばちゃん「『おいしい!』」


くどくない甘さ、つきたての様なもっちもちの餅!!



あっという間になくなっちゃった。



『ありがとう、しんベヱ!乱ちゃん!きり丸!』


しんベヱと乱太郎は「へへへ」と照れ臭そうに笑ってた。



きり丸「調子に乗るなよ天女!
そのお饅頭で貸し借りなしだからな!」



そう言って食堂を去っていったきり丸。



乱太郎「ごめんなさい天女様!きりちゃんを許してあげて…」


悲しそうな顔で私に訴えかける乱太郎。


『許すも何も怒ってないよ』



乱太郎「始めてきた天女様の妖術で土井先生が操られて大変な時があって…

そのせいできりちゃんは天女様が嫌いなんだ。」



きり丸と土井先生といったら、長期休みは一緒の家に住んでるし親子同然みたいな仲だ。

大好きな育ての親のような土井先生に酷いことをした天女を、許せるはずもあるまい。



『大丈夫、私は気にしてないよ。

きり丸の所に行ってあげて』



そう言うと乱太郎としんベヱは「「うん!」」と良いお返事をしてきり丸の後を追いかけて行った。

一日の終わりの段→←なんのそのこれしきの段



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ようちゃん(プロフ) - 面白いです!続きまってます! (3月1日 14時) (レス) id: e74ec347f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるた | 作成日時:2024年2月25日 16時

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