たとえば私が天女になったりして【忍たま乱太郎】 (ページ17)

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事務のお仕事の段ページ17

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拾い集めた書類をﾄﾝﾄﾝと地面に叩き綺麗に束ねる。

はい、と小松田さんに渡すと少し驚いた顔をしたあと「ありがとうございます、天女様」と受け取った。

怪我してないかな？と心配したが、スっと立ち上がったから何ともないのだろう。

『学園長先生から事務のお手伝いをするように言われました

夜月Aです』

小松田「あ、はい…学園長先生からきいてます。」

まだ10歳だから読み書きはあまり出来ないと伝えると「大丈夫、事務仕事と言っても手伝ってもらうのは掃除や連絡係くらいだから」と。

なるほど、それなら私にも出来そうだ。

事務室に入り大量の書類を机に置くと「はい」と一枚の紙を渡された。

『これは？』

小松田「この学園の地図です、広いから迷うといけないので」

お礼を言いその紙をおりたたんで服へしまう。

？？「初めて見るお嬢さんですね」

！！

突然背後から声をかけられ、大袈裟に肩が跳ねた。
いつの間にか背後に立たれていた…さすが忍者。

振り返るとそこには事務員の吉野作造さんいた。

私が出入口に居るから邪魔だったのか！

私は慌てて道を空け『夜月Aです、よろしくお願いします』と頭を下げた。

小松田「新しい天女様です。

今日から僕達と一緒に事務をしてもらうことになってます」

吉野「あぁ、はい。学園長先生からきいてます。

だけどまさかこんなに幼いお嬢さんだとは」

驚いた様子でまじまじと私を見る吉野さん。

それから少し小松田さんと話をすると「では天女様、この手紙を土井先生に渡してきてもらえますか？」

と一通の白い封筒を渡された。

さっそく連絡係の仕事だっ

頑張らなきゃ

私は『はい！』と良いお返事をしたあと手紙を受け取った。

『一年は組ですよね！行ってきます！』