たとえば私が天女になったりして【忍たま乱太郎】 (ページ15)

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ぬか漬けおいし〜の段ページ15

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シナ先生の「信じる」という言葉が何度も脳内で再生される。
それほどその言葉はわたしにとって嬉しいものだった。

少しづつだけど確実に距離は縮まってきている。
特に何もしてないのになんでだろう？と思いつつまあいっか！と考えるのをやめた。

『おはようございます、おばちゃん』

おばちゃん「おはよう、朝から元気ねぇ」

『へへ！B定食お願いします！』

山本「私はA定食で」

昨日と同じ隅っこの席へつく。

相変わらず視線が気になるけど、もう慣れるしかないと思う。

『このぬか漬けおいし〜』

山本「おばちゃんのお手製よ」

流石おばちゃん！漬物作りも天下一品！

「お残しは許しまへんで〜」というお決まりのセリフがきこえる。ほんとに忍たまの世界にトリップしちゃったんだなぁとしみじみ思う。

山本「私この後は授業があるんだけどAちゃんはどうするの？」

『事務の仕事をするよう言われてるので事務室に行こうかと』

一体10歳の私に何ができるのかとは思うけど…

山本「場所はわかる？」

『はい！学園長室に案内される時に前を通ったので！』

「そう。じゃあ頑張ってね」と言い、いつの間にか食べ終えていたシナ先生は食器を返して去っていった。
食べるのはやいなぁ…それとも私が遅いのか？？