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乱きりしんの段 ページ13




昨日の夜、寝る前に目が覚めたら元の世界だったりして…
そんな淡い期待を胸に目を瞑ったが

目が覚めても昨日と同じ天井がそこにはあった。


『まぁ…そうだよね』


外からチュンチュンと鳥の声がきこえる

軽く伸びをして布団からでると、少し肌寒く感じた。



『よいしょ』



布団をたたみ押し入れになおしていると「Aちゃん入るわよ」と声がした。昨日何度も聞いたシナ先生の声だ。



山本「あら、もう起きてたの」


『おはようございます!

昨日ははやく寝ちゃったから目が覚めちゃって』


山本「おはよう。ゆっくり寝られたならよかったわ」



シナ先生は目を細め優しく頭を撫でてくれた。

なんだかお母さんみたいだな…



山本「布団も片付いてるし朝餉を食べに行きましょう」


『朝ごはん!やった!!』



食べることが大好きなわたしはぴょんぴょんと飛び跳ねる。




シナ先生と食堂へ向かっていると




『わわっ』



ドンッと曲がり角で誰かとぶつかった。

よろけて尻もちをつくと「ご、ごめんなさい天女様!大丈夫ですか?!」とアワアワとしたアニメで聞きなれた声がした。


この声は


『乱ちゃんー!』


私はバッ立ち上がりギューっと猪名寺乱太郎に抱きついた。



乱太郎「うわあ?!?!ごめんなさいごめんなさい(?)」



何故か謝る乱太郎


そんな姿もかわいい!!!



いつまでもこうして困らせていたい←
なんて考えていたがベリッと引き剥がされてしまった。

誰に?

そんなの決まってる乱太郎セコム



??「乱太郎になにすんだ!」

??「乱太郎、大丈夫?」



『きり丸っ、しんベヱ!!』



大好きな乱きりしんが揃ってるハワワワ

キッとこちらを睨みつけるきり丸、乱太郎を心配するしんベヱ
『驚かせてごめんなさい!つい嬉しくて…』そう言うと「何が嬉しいだ!乱太郎に妖術でもかけようとしてたんだろ!」ときり丸に顔をおっきくして怒られた。



そんなつもりはないと否定をしたが、まあ信じてもらえるはずもなく…


きり丸「はっ!誰が天女なんかの言葉を信じるか!」

『信じてよ〜、私みんなのこと大好きなんだよ!
酷いことなんて絶対しないよ!』

きり丸「俺たちのことがすきならもう二度とその面見せんな!」



チクチクと言葉が心に刺さる

ちょっと…痛いな…



しんベヱ「きり丸そのくらいにして食堂行こうよ〜

ぼくお腹すいちゃったよ」

山本シナの段→←覗く者の段



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ようちゃん(プロフ) - 面白いです!続きまってます! (3月1日 14時) (レス) id: e74ec347f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるた | 作成日時:2024年2月25日 16時

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