○ 遅い ページ39
阿『…だから今度は、今度は俺が奪ってやろうと思って。…だからわざと仲良くしたんだ、アイツとね、』
そしたら簡単に引っかかってさあ…、
ほんとちょろいな、って。
そう話す阿部さんの目は憎悪に満ちて
ギラギラとしていた。
阿『会長だってそういう過去の一つや二つ、あるでしょ、？』
持っていたナイフを私に向けて、妖しく微笑む。
ないって言ったら嘘になる。
でも、二度と思い出したくない…。
「…ない、ないわ、」
阿『嘘だあ！！…じゃあ、�盒桐ヅ佑�ん、覚えてないの？』
うそ…、何で知ってるの…、
中学校の同級生以外知らないはずなのに…。
阿『…ぜーんぶ話聞いちゃった、』
やめて、やめてやめて。
その名前を口にしないで。
私はもう、その羅列、聞きたくないのよ…。
「私の前で優斗の名前を口にしないで、！」
声を荒らげる私を心配そうに見つめる�盒兇気鵝�
阿部さんは泣き叫ぶ私を見て、大きく天を仰ぐように笑った。
阿『…その顔が見たかった…！』
ぐっ、と前髪を掴まれて無理矢理上を向かされる。
痛くて、苦しい。
�癲悄弔叩△笋瓩董◆�…僕が身代わりになるから…！会長には手を出さないで…、！』
まとめあげられた足を一生懸命引きずって
私を守ろうとしてくれる。
阿『…会長。…あんたが死ねば、俺が死ぬほど見たかったアイツが見れる…！！』
永『…顕嵐、！』平『…会長に手出すとか汚いで、ほんま。』
�癲愡舁圈帖⇔�…、！』
平『…会長も会長やで、のこのこ着いて行きよって…、』
平『会長は俺のそばにおったら安泰やねんで、？』
永『…はあっ、？…俺のそばの方がええ、絶対な。』
余裕そうに二人で痴話喧嘩をし始めた。
歩いてくる速度、歩き方もそっくりだけど。
平『…って、喧嘩してる場合ちゃうか、…さ、助けに行くで、』
永『…ん、』
一直線に走り出した彼らは私の方を見て、一瞬だけ口角を上げた。
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ら む ね(プロフ) - rizuさん» こちらこそコメントありがとうございます！！嬉しいです〜(><) (2017年9月17日 16時) (
レス) id: 4f3ad6818f (このIDを非表示/違反報告)
rizu(プロフ) - 更新ありがとうございます楽しみにしてました！ (2017年9月17日 16時) (レス) id: 073a87d9cb (このIDを非表示/違反報告)
ら む ね(プロフ) - milkさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて、本当に嬉しいです…(T_T) 更新頑張ります！！ (2017年5月19日 0時) (レス) id: 4f3ad6818f (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - 続きが気になります！ がんばってください！応援してます。 (2017年5月18日 20時) (レス) id: 171e64a391 (このIDを非表示/違反報告)
ら む ね(プロフ) - まちゅだとまとさん» 『恋する永瀬』読ませていただきました！長妻くんのキャラが引き立っていて、何より、廉ちゃんがひたすら可愛かったです（笑）『絶対服従。』をこれからもよろしくお願いします！ (2017年3月30日 21時) (レス) id: 4f3ad6818f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむね | 作成日時：2017年3月20日 11時
