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「Aちゃんを初めて見た時からずっとす、好きです、、!
けけけけけけけ、結婚してください!!!」
『………へっ、?』
仕事の休憩時間、店で何回か見たことがある金髪で鱗模様の羽織を着てる子に呼び出されてはいきなり言われた言葉。
え私って客に好かれる体質でもあんの?
いやまず何故に私の名前を知っている?
しかも告白の言葉がいきなり結婚とかぶっ飛びすぎてるし、噛みすぎでしょ
「Aちゃん、?」
名前を呼ばれハッとし、私は言った
『…………いや、、ごめんなさい無理です…』
そもそももう恋愛なんて懲り懲りだし、好きって言われたって何も感じない
「…な、なんで、!?
Aちゃんを見るだけで苦しくなるぐらい好きなのにっ、!」
いや、
『……あの………』
「…お、俺Aちゃんに断られたら明日から生きていけないよぉぉお…嫌だよぉぉお」
この人大丈夫、?
声掛けてるのに全く聞こえてないじゃん
『あ、あの…、!!』
ぶつぶつ呟いている彼に聞こえるよう声を張った
「…へっ、?なに?
え!えぇ!!もしかして結婚してくれるの!?」
いや私まだ何も喋ってないわ!!
頭の中花畑かよ!
『………あの、恋人がいるんです…』
頭をよぎる彼の姿、あんなの恋人っていうのかもわかんないけどね
でも断る口実になるし、
「…ん、??え!!?え!!??
俺が恋人になったってこと!?」
こいつ、アホだ……
『…いや違くて、前から付き合ってる人がいるんです』
「え、」
『なのであなたとは結婚できません。
話しがこれだけなら仕事に戻らないといけないので』
そろそろ休憩時間も終わっちゃうと思い私は
失礼しますと言ってこの場から立ち去ろうとした
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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月18日 22時