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「……」
黙り込んだと思ったその瞬間
私の首にあった彼の手に力が籠った
『…くっ、』
先程とは比べ物にならないほど強く首を締められ、あまりの苦しさで生理的な涙が出始める
「ほんと頭悪いな、勝てるわけねーのに」
手を外そうともがいても所詮私は宇髄の手駒、
一回り以上でかい図体に勝てるわけがなかった
「あーあ、派手に口空いてきてんぞーA、
だらしねー顔」
笑いながら近づく綺麗な顔
刹那、私の唇と彼の冷たい唇が重なった
『っ…!』
酸素を取り入れようと反射的に開いていた口を良しとし、そのまま奥深くまで侵入してくる舌
『んっ、あ…』
離れようとしても追ってきては奥深く絡み付いてくる感覚に頭が真っ白になった
「…ふっ、えっろい顔」
首の圧迫感と口内でうごめく彼の舌が苦しくて辛くて
どのくらい接吻をしていたのか分からなかった
『…っ、』
意識が飛びそうになった寸前、離れた彼の唇
『っげほ、!…』
器官に急激に入ってくる酸素にむせる
苦しくて涙が止まらない
そんな私とは真逆で息ひとつ上がってない彼
「さあて、お仕置の時間だな」
そんな声が頭に響いた
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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月18日 22時