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「図星だよなぁ
あとよぉー、お前…」
図体のでかい彼が距離を縮める
顔が…近い…
「店ん時から思ってたんだけど…」
そう言い私の首筋に鼻をあてて匂いを嗅ぐ
「この匂いなんだぁ?」
至近距離から目があって、顔の熱があがった
『…なっ、!』
恥ずかしくて彼を押しやる
だけど少し後ろに下がっただけで未だ距離は近いまま
『ひ、人の匂い嗅ぐなんて、最低…
ふざけるのもいい加減にしてよ』
信じられない本当に、
「あ?いい加減にすんのはお前のほうだ
店ん時から微かに匂うなって思ってたけど、あん時より遥かに匂い強くなってんだよ
…もしかして誰かに会ったのか?」
匂いって…
もしかしてさっき会った善逸の?
「この匂いとあの花、同じやつか?」
『……』
「聞いてんのかよ」
目を合わせてると見透かされそうな彼の瞳から私は思わず目を逸らした
「へー、言わねーんだな」
妖しく笑う目の前の男
「…なら、体に聞くしかねぇよな?」
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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月18日 22時