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私は善逸が作ってくれたお弁当を食べながら今朝起きたことを話した




「……俺今日弁当持ってきてよかったわ、頑張ったかいがあった!!!
それよりAちゃんってドジなところもあるんだね
ますます可愛い!!!!!天使だね!!」



またなんか言ってるよ…



『本当にありがとう
私善逸いなかったら午後死んでたよ』




決して大袈裟じゃない。朝と昼食べてないだけで私は耐えられないのだ

デブじゃなからね??

これが普通からね??



『じゃあ、休憩もうすぐ終わるし私そろそろ仕事に戻るね
善逸なんか食べてから帰る??』




「うん!Aちゃんが作る三色団子が食べたい!」




『だんごね、!まっかせて!』




私が朝丹念込めてこねた餅を食べさせてあげよう!




「Aちゃん!すき!!!!」




そんな声が聞こえる中、私は厨房にはいり朝に捏ねまくっていた三色団子を用意した




『はい、!どうぞ!』


「ありがとう!!いただきまーーす」




美味しい!!と言って食べてくれる善逸を私は見つめた

嬉しいなぁ、私が作ったものでこんなに喜んでくれるの



『…ありがとうね』


彼に聞こえないよう小さくそう呟いた



今日はあまり混まなかったから、お店の掃除をしながら善逸と色々な話をした




「あっ!!!」

そんな時いきなり善逸が出した大声



『ど、どうしたの?』



「お、俺今日任務あったの忘れちゃってた!!!!!ご、ごめん!!Aちゃん!行かなきゃ、!!」



それはやばいぞ。




『お、おう。頑張って!!てか急ぎなよ!!!』



「うん!ありがとう!!Aちゃんに頑張れなんて言われたら動けなくなるまで頑張っちゃう!!!」




明日もまた来るね!
そう言って善逸は店を出た

明日も来るんかい。




さっきまで善逸がいた席が静まり返り、なんだか寂しい気持ちになった

任務、間に合うといいなぁ





善逸が居なくなったその後は、いつものよう働いた


掃除を終えた頃いつの間にか外が暗くなり初め、
私は店を閉める準備を始めた


店の外にあるのれんをしまおうと外に出た時、見覚えのある大きな人影がみえた




『………』




私の姿に気づくと近づいて来たその影





「…やっと終わりかよ」




そう、その影は宇髄だった

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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月18日 22時

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