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はぁ、またか…







「派手になぁ!」






数人の女たちの中にいる、人一倍でかい図体が声を上げてそういった





此処が甘味処というのにこいつには周りが見えてないのか?






大声を出されるならまだしも……







手を繋いだりあからさまにイチャイチャしたり、



見たくもないのに見せられるこっちの身にもなって欲しいわ。本当に






『……お待たせ致しました。こちらご注文の三色団子です』






早くこの場から立ち去りたい

そう思い注文されたものを置き体の向きを変えた







「おい」



……




「おい、無視すんなよ」





『…はぁ』


出来れば話したくなかった。
この営業妨害迷惑野郎とは






『はい、なんでしょうか』



私は嫌々振り返りそう言った





「俺、今日こいつらと帰るからお前のこと終わりまで待てねーし送れねぇ、だから1人で帰れよ」



なんて言われたから



『…話はそれだけ?』



と返した



『あなたが誰と帰ろうなんてどうでもいいから、仕事中に関係ない話持ち込んでこないで』





そう言って逃げるように厨房に戻った


一緒に帰れないとかどうでもいい情報、なんでわざわざいってくるんだろう、
私には関係ないのに









あぁ、そうだった

私、一応あの男の彼女だったんだ







もう随分恋人らしいことしてないから、すっかり忘れてたわ




ていうか私達ってまだ恋人だったんだ




厨房で餅を捏ねながらそんな事を思った

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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月18日 22時

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