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彼は私を見ると近付いてきた
「俺がいない間あの餓鬼と居て楽しかったかァ?」
『…さ、実弥には関係ないでしょ…』
私は元来た道を引き返そうと体の向きを変えた
だけどそれを許すはずもなく、ガシッと痛いほど強く掴まれた腕
『ったぁ…いや、離してっ…』
キリキリと骨がなるほど強く掴まれた腕から逃れようと試みる
『い、痛いってば、!離してっ…!!』
「あ゛?なんだ?反抗期かァ?
いい加減にしねぇと俺もまじでキレんぞ」
『なっ、………』
「お前、鴉からの司令も無視しやがっていい度胸してんなァ」
『…………』
彼から出る怒気と一段と低くなる声から
私は抵抗するのをやめた
そして引っ張られるように連れていかれたのは藤の家紋の1つの部屋
『…なんの用、?』
肋骨が折れているせいで呼吸をする度に段々と痛くなっていく体を支えられながら私は言った
「…お前さ、前俺が言ったこと覚えてっか?」
『……何の話…?』
「後悔するって話」
あぁ商店街で話してた事ね、
でもそんなの任務終わりにする話なのか?
こっちは骨折れてるってのに
ホントにやめてくれ
『そんな話するためにここに来たなら私家に帰る……』
息をする度痛くなる体に釘をうち部屋を出ようとした
「…ほんと生意気になったよなァ」
そういい肩を掴むと壁に押し付けられた
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ジェリー - ありがとうございます!宇須さんのお話も楽しみにしています(≧▽≦) (2020年11月18日 18時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ジェリーさん» ありがとうございます!過去ですかね!?遅くなってしまうかもしれないですが頑張ってみます! (2020年11月18日 15時) (レス) id: 11049d159f (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - 完結おめでとうございます!ちひろさんが書くヤンデレ不死川さんが凄く好きだったので、良ければまた読めたら嬉しいです!不死川さんはどういうきっかけで好きになったんだろう、と主人公と不死川さんの過去も気になりました!勝手なお願いで、すみません( ノД` (2020年11月18日 8時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ジェリーさん» 最新話まで読んでいただき嬉しいです!他の作品も作っていきたいので短編にしてますよ!出来たら長編も挑戦してみます! (2020年11月16日 21時) (レス) id: 11049d159f (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - この後どうなるんだろう…とドキドキしながら最新話を見ました!!!短編小説と書かれていましたが、ぜひもっとお話を読みたいとまで感じました! (2020年11月16日 20時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月13日 3時