にしといっぱい ① (ページ31)

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You side

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さっきから私ろくに喋らせてもらえないんだけど！！！！

もうなにこの人、、、

西島「なに食べる？」

「はい！？」

西島「もう昼過ぎてるし」

「なにか話があるから連れ出したんじゃないんですか？」

西島「別に。昼食べたかっただけ。」

「それなら早く言ってくださいよ！！！
私携帯しか持ってきてない、」

西島「てかいい加減敬語直せ。」

「...あ、」

西島「で、なに食べんの」

「別におなかすいてなくて、、、」

西島「じゃあ、俺の好きなところ」

「...」

西島「日高ってやつ、」

無言の時間を切り裂いたのは西島さんだった

「うん、」

西島「どんな関係なの」

「幼馴染ってだけだけど、」

西島「昔つきあってたとか？」

「え、」

「なんでそう思ったの」

西島「なんとなく」

「っそ、」

西島「で？実際は？」

「関係ないでしょ」

西島「ふーん」

西島「どうすれば関係あることになる？」

「ど、どうすれば...、？」

西島「例えば、、」

テーブルの上にあった小物をカチャカチャといじりながら話し出す。

かと思えば急に手を止めて真剣な顔で私の目をじっと見たあと、

西島「吉岡と付き合うとか」

「なっ、、、お、おもしろい冗談ですね」

ニヤッと笑って

西島「どう、？」

なんて聞かれても...

「おもしろいです。」

意味が分からないから不機嫌にそう答えるしかない。

西島「本気なんだけどな」

「ちょっと私お手洗いに、、」

なんか、いつもの西島さんじゃないように感じる、、

やけに素直？

でもどうして急に、、、

そんなとき

ﾋﾟｺﾝｯ

みっくんからLINEがはいった。

Hidakaお昼長いね

A何か用があった?

Hidaka気になっただけ

Aそっか

みっくんは、変わらず感情を伝えてくれる。

「ごめんなさい、」

西島「いや、大丈夫」

入ってすぐ注文していたドリンクが来ていた。

「カフェオレ、好きなの？」

西島「うん」

「へ～」

西島「なに」

「意外だな、って」

西島「よく言われる」

「ブラック飲んでそう」

西島「仕舞いにはそのセリフ。」

「だと思った。」

そういえばドリンクは頼んだけどご飯は頼んでないや。

「メニュー見る？」

西島「ん。」

ｶﾞｼｬﾝｯ

「わ、」

西島「ごめん、！」

「いや、私こそ、」

西島さんのカフェオレを、倒してしまった。

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