4．ハプニング2 ページ5
アーサー「何ですって⁉︎」
すぐに学園長の方を見る
学園長はなんの事でしょうかと目を逸らす
アーサー「申し訳ございません､リリア先輩。今度から僕の方からも声をかけさせてもらいます。」
リリア「ふむ…頼むぞ､アーサー。」
アーサー「はい。」
リリア先輩はマレウス先輩が拗ねてないと良いが…と言いながらディアソムニアの新入生を連れて鏡の間から出て行く
ディアソムニアに続き各寮長が新入生を連れて帰って行く
学園長「＿さて…ユウさん､大変残念なことですが…貴方には学園を出て行ってもらわなければなりません。」
学園長「心配いりません､闇の鏡が故郷へ送り返してくれるでしょう。」
学園長「さぁ､強く故郷の事を念じて…闇の鏡よ！この者をあるべき場所へ導きたまえ！」
鏡「………」
闇の鏡は何も起きない
学園長「ゴホン…もう一度。闇の鏡よ！この者を…」
闇の鏡「何処にもない…」
アーサー「何処にも…ない⁉︎」
闇の鏡「この世界の何処にもない…無である。」
学園長「何ですって⁉︎そんな事ありえない。嗚呼､今日はありえないのオンパレードです‼︎」
アーサー「どう致しますか？学園長。」
学園長「私もこんなこと初めてでどうしていいか…。
そもそも何処の国から来たんです？」
ユウ「日本からです。日本の東京から…。」
学園長「…聞いた事ない地名ですね。アーサー君聞いた事ありますか？」
思い返してみても記憶にない地名
アーサー「残念ながら…聞いた事がありません。」
学園長「アーサー君もですか…一度図書室で調べてみましょう。」
アーサー「そうですね。」
図書室に向かう
学園長「やはり､ない。世界地図どころか有史以来何処にも貴方の出身地の名前が見当たりません。」
学園長「まさか､嘘をついていませんよね？」
ユウ「嘘じゃないですよ！嘘を言ってなんのメリットがあるんですか‼︎」
学園長の言葉にユウは否定する
学園長「トラブルで別の惑星…あるいは異世界から招集された可能性が出てきましたね。」
ユウ「い、異世界⁉︎」
アーサー「なんか持ち物はないのですか？」
ユウは探すが見当たらないらしくスマホがない!と叫んでいた
学園長「困りましたね。魔法を使えない者を学園に置くわけにはいかない。でも帰る場所がない。どうしたものですかね…」
僕も頭をフル回転して考える
アーサー「学園長､まだ使われていないあの建物はいかがでしょうか？」
学園長「成る程！アーサー君名案です‼︎」
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作者名：シエル☆×スケボー男子 x他1人 | 作成日時：2021年10月21日 21時
