魔法使いのアルカディア (ページ7)

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6話ページ7

中に入ると談話室があった
監督生は寝るように指示する

部屋のルームメイトの表を見たが男子新入生は割り切れず､僕とシオは4人部屋を2人だけで過ごす事になるらしい

部屋に入り僕は四本柱の天蓋付きのベッドにダイブする
トランクはすでに届いていた

「にゃ〜｡」

アルが僕のお腹の上に乗ってくる
アルの頭を撫でながら部屋を見渡すが4人部屋だから2人だけでは少し寂しい

シャトン「はぁ…僕らは割り切れない余り物だー｡」

シオ「良いじゃん､広く部屋を使える｡」

シオはトランクから物を出し片付けながら言う
確かにとは思うがやはり寂しい事には変わらない

シャトン「ハリー達は今頃､寝ているかな…｡」

シオ「多分な！シオ達も寝よ！明日から授業あるし！」

シャトン「そうだね…｡」

僕は部屋着に着替えてベッドに潜り込みあっという間に深い眠りについた

次の日

カーテンの隙間から太陽の光がさす

シャトン「ん…｡朝？」

ベッドから出て制服に着替える
シオはまだ寝ているので起こす

シャトン「シオ､起きなよ…｡遅れる｡」

シオの肩を軽く揺らす
シオも起きて制服に着替える

部屋を出るとハーマイオニーが談話室のソファーに座って本を読んでいた

シャトン「おはよう､ハーマイオニー｡」

シオ「おはよう〜｡ハーマイオニー｡」

シオと一緒に声をかける
するとハーマイオニーは本から目線を変えて僕らを見る

ハーマイオニー「おはよう､シャトン､シオ｡」

シャトン「何の本を読んでいたの？」

ハーマイオニー「ホグワーツの歴史よ｡」

シオ「げっ…勉強系…｡」

シオはホグワーツの歴史と聞くと顔を顰める

ハーマイオニー「シオって本当に勉強嫌いなのね｡」

シャトン「昔から勉強嫌いなんだよ…どうにかならないかな…｡」

そう溜息をする
ハーマイオニーとシオと一緒に寮から出る

「見て､あの子がカメリアよ｡」

「どこどこ？」

「あの金髪の子の隣｡」

「顔見た？美人だったよ｡」

寮から出ると囁き声が廊下に響く

ハーマイオニー「五月蝿いわね…シオ､シャトン｡早くいきましょう｡」

ハーマイオニーは早歩きで教室に向かうので後を追う
席に座りミネルバ先生を待つ

ミネルバ先生は教室に入ってくるなりお説教を始めた
先生が言うには変身術は最も複雑で危険らしい

そしてミネルバ先生は机を豚にしてまた戻した