魔法使いのアルカディア (ページ5)

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4話ページ5

入学式当日・キングス・クロス駅の九と四分の三番線

白い髪が風に靡いている

母「嗚呼､私の可愛いシャトン｡元気でね｡」

母は僕を思いっきり抱きしめる

シャトン「わ､分かったから…もう少し緩めて…｡」

父はそんな僕らを苦笑いしながら見る

父「体には気をつけなさい｡あと何かあったら手紙でいいから送る事それから…｡」

シャトン「お父さん､もう何回も聞いた｡大丈夫､僕だよ？心配する事はないよ｡」

そう言うと父は納得したのか何も言わない

シオ「シャトン！そろそろ汽車に乗ろう！遅れちゃう！」

シオに声をかけられ母から離れてシオの方に行く
そのまま親に手を振りながら汽車の中に入った

コンパートメントはどこも埋まっている

シオ「困ったな…｡」

そう2人で困っていると運良く一番端にコンパートメントが空いていた

2人はコンパートメントに入り座る
僕の膝には猫とニーズルのハーフのアルが寝ている

シオ「なぁ、ホグワーツに行ったら何処の寮に入りたい？」

シャトン「どこでも良いよ､楽しければ｡」

シオ「シオはグリフィンドールだな！」

確かにグリフィンドールは良いかもと思いながらシオの話を聞く

ホグワーツに着くまでシオとお菓子を食べて待つ事にした

ハリー視点

汽車に乗る
すると一番端のコンパートメントの前には人だかりができていた

少し覗いてみるとオリバンダーの店で会った2人がいた

「カメリア家の子よ｡」

「噂通り白髪だ…｡」

周りは口々に言う
カメリア彼はカメリアという苗字らしい
確か隣にいるのはシオって呼ばれてた子そう思いながら2人がいるコンパートメントを離れ空いている席を探す

座れる場所を見つけて座るとロンと名乗る少年が入って来た

彼も座る席を探していたらしい
少し話すとすぐに打ち解け友達になれた

ハリー「そういえば､一番端のコンパートメントは人だかりが出来ていたよね。」

ロンに言うとロンも確かにと言う

ハリー「中にはカメリアって呼ばれて子とシオって子がいたんだ｡」

そう言うとロンは目を見開く

ロン「カメリアだって！？」

ハリー「うん､カメリア家の子って周りが言ってた｡」

ロン「カメリア家って言ったらやっぱりジャック・ザ・リッパー事件が有名だよ｡」

ハリー「ジャック・ザ・リッパー事件？」

ロン「ロンドンのホワイトチャペルとその周辺で犯行を繰り返した正体不明の連続殺人でそれを解決したのがカメリア家だよ｡」