【暗殺教室】女王様の暗殺教室 (ページ5)

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第二話ページ5

朝、適当な時間に起きて、テーブルの上に準備してあった朝ごはんはパンを一かじりだけして放置。それから制服に着替えて、歯を磨く。まだ時間はあったから、ソファに寝転がった。
またあの山登って学校に行かなきゃいけないの。そう考えると、もう今からイライラしてきた。差別はするし、暗殺とかさせられるし、こんなクソみたいな学校、なんで入ったんだっけ。
あ、私を取り巻いてた子達に誘われて、適当に受けたら受かっただけか。どうせ点数は合格ラインギリギリだったんだし、落としてよ。

「もう行かないと、遅刻するよ」
キッチンから顔を出して、娘の私なんかにビビりながら言った、母親。
奥田サンとかもだけど、ビクビクされてるとイライラするんだよね。
「うっさいんだけど」
文句を言いながら、鞄を持ってリビングから出ると、母親が慌てたように、走って追いかけてきた。自分で、そろそろ行けとか言ったくせに。

振り向きもせずに、私は玄関まで歩く。後ろから、母親もついてくる。このままだと、家から出ても追いかけてきそうだったから、顔だけ後ろに向けた。母親は、少し寂しそうな顔をして、そこに立っている。
「お母さん、今日から入院することになって……」
「なんで？」
靴を履きながら、素っ気なく聞き返す。
「ただの肺炎だから。見舞いには、来なくていいからね。すぐ退院する」
あっそ。そう言って、私は玄関から出た。後ろから、行ってらっしゃいが聞こえたような気がしたけど、聞こえないフリをした。それと、見舞いなんて言われなくても行かないから。面倒臭い。

歩いて、本校舎の前通って、そこに居た今まで金魚のフンみたいに私についてきて、命令されないと動かないロボットみたいに従ってた女からはバカにされ、イライラしながら山道を登る。
教室に着いた頃には、床に弾が散らばっていて。余計イライラして、「きったな」って言いながら、席に着く。
「中月さん、遅刻ですよ」
顔を真っ赤にしたモンスターから注意される。
「お母様、毎日心配していらっしゃいますよ。『娘が、学校で迷惑をかけていないでしょうか』って、電話が。ですから、あまり心配をかけないように……」
「それが？」
いきなり親の話出されて腹が立つ。それに、母親だって、頼んでもないのに電話とか。だから、モンスターを睨みながら言い返した。そしたらモンスターはまだ何か言ってたけど、ずっと無視してたらチャイムが鳴って、仕方なさそうに授業を始める。