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「ありがとう」
「別に助けた訳じゃないしお礼とかいらねぇよ」
さっきからずっと見てたし、と言葉を付け足す男の子。だけど私にハンカチ貸してくれる人なんてあなただけだろうし、私が嬉しいから言いたかったの。と言うとそっか。と理解できないと言ったような表情をしていた。
「で。懲らしめて欲しい？懲らしめて欲しくない？」
容姿に気を取られていてそんなことを言っていたことをすっかり忘れていた。懲らしめる...ということはあの子たちを殴ったりしてやめさせるのだろうか。私のせいで一虎くんが殴って退学、とかになるのは嫌だ。だけど今頼れるのはこの人しかいない。名前も知らない不良らしき男の子。
悩んでいると急かされるように「さっさと答えろよ」と言われてしまう。
「...助けて欲しいの、お願い。」
「私にはあなたしかいないの。」
懲らしめて欲しいか否か聞いているのにこんな言い方しちゃったから断られちゃうかな...。返事が返ってこないのでだんだんと心臓の脈が早くなるのが自分でも分かる。
「...いいね、あんた。いーよ助けてあげる。」
そして「こんなに口説かれたら引き受けるしかないでしょ」とふざけ半分にそういう彼。これは助けて貰えるんだ...！嬉しそうにしている私が気に触ったのだろうか。いや、ただ単に暇つぶしのつもりだったのかも知れない。彼の真意は分からないが、
「じゃあ今からアンタは俺の彼女ね」
「はい...？」
「いや、はい？じゃなくてさ。俺ただでなんでもやるほどお人好しじゃないし、口説かれたし。」
当然だよね、といい人懐っこく笑う彼。だがそれが私には悪魔のような微笑みにも見える。もしかすると、いやこれはもしかしなくても頼るべき人を間違えた？
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未麗 - 神作としか言いようがありません (2022年9月25日 17時) (
レス) @page21 id: 2834835203 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - とりさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!ありがとうございます#^.^#更新遅くなっちゃうかもしれませんが頑張りますね！ (2021年9月6日 0時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
とり - えっっ...神だぁぁ〜！今まで一虎推しではなかったんですけど,,,これ見て一虎推しになりました！！私の性癖こうグッッと突き刺さりました。続きがめっちゃ気になります！更新頑張ってください。↑(*∞*)↑ (2021年9月2日 0時) (レス) id: aba2220824 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 晴さん» めちゃくちゃ嬉しいです…！ありがとうございます頑張りますね！ (2021年8月25日 15時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - 物凄く驚くぐらいに好きです…更新頑張って下さい！毎回楽しみにしてます！ (2021年8月25日 13時) (レス) id: 2bef24d92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花幡。
| 作成日時：2021年8月23日 8時
