卌弐 ページ43
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「ふふ、あは、あはははは!!!」
「...ほんとうに面白い」
「そうか、そうか、そんなにその男がいいかよ!!」
「なら」
「二人とも殺してやる」
善逸くんを目掛けて襲いかかろうとする彼の目の前にばっと立ちふさがる
「なっ!!!」
何を思ったのか静司さんの動きは止まる
「っ...!雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃!!!」
その隙をついて善逸くんが首を斬る
「斬られた、のか?いやだいやだ折角鬼になったのになんの意味もなかったのか!!?」
「...お前が鬼になった理由はなんなんだよ」
「Aのためだよ。鬼になればもう鬼も怖くないし、まだAと居ることができた」
私のため、?
「そんなに好きならなんであの時あんな事、!!」
「薄っぺらな愛なんか...俺は欲しくなかったんだ。けど嫉妬してる姿や死に際窓からみえた俺のために泣いてるAをみて思ったんだ...」
「俺は愛されてるって...」
涙を流しながら語る静司さんの体はもうはらはらと塵になっていっている
「...私達最初から愛になんて飢えてなければ良かったのかもね」
「けどそれも巡り合わせ」
「貴方のお陰で今の私は善逸くんが好きになれた」
「それは感謝してる」
「ありがとう静司さん」
「愛してました」
ほんと馬鹿なやつ
そう言い残してけれど何処かスッキリとしたような笑みで静司さんはこの世を去った
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花幡。(プロフ) - あんみさん» ほんとですか!!真実の愛って素敵ですよね〜〜!!!(o^^o) (2020年1月6日 0時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あんみ - すごく良い話〜〜〜真実の愛だよ〜〜(´;Д;`) (2020年1月2日 3時) (レス) id: 70c9f24d2e (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - わぁ!貰われちゃいました((嬉しいですッ!!お優しいですね(;;)更新頑張らさせて頂きますッ!! (2019年12月15日 20時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
し ゅ が ー ち ゃ ん(プロフ) - お気に入り登録、300人目はもらった(((((今回もとても楽しみですッ!!無理の無理のない程度に、更新頑張ってください、ッ!! (2019年12月15日 18時) (レス) id: 43210eb7e5 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます(*^^*)構成とか何も考えてないので自分でもどうなっていくのか分かりませんが楽しみにして下さっていてとても嬉しいです(;;)そんな、、表紙色塗りもろくにしてないしなんか申し訳ないです、、ありがとうございます! (2019年12月15日 12時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年12月15日 9時