逆鱗に触れた。【我妻善逸】

廿肆 ページ25

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勢いで一緒に寝ることになったが
好きな子の前で爆睡することなんて出来ない


緊張で初めらへんは意識を失っていたがだんだん戻ってきて、それからは一睡もしてない



無防備に寝てるなぁ...
少しの悪戯心で俺は首筋に接吻を落としてみる




「ひ..ぅ」


え、可愛すぎて死ぬんだけど
何この子俺を色気で殺す気？

度肝を抜かれた俺はぷしゅっと
一気に身体の力が抜けた




そんな俺の気も知らずAは寝返りをうつとぎゅっと抱き締める


柔らかい女性特有のものがあたり
俺は本気で死にそうだ

さっきから生殺し状態の俺にとって
それは余りにも刺激が強すぎる



耐えろ善逸。
お前なら耐えれるはずだ。

自分に暗示をかける




それから数時間俺は何とか耐えることが出来た




「んんっ...」



Aが起きた事が音でわかる
それと共に急激に心音が上がっている音も聞こえる

きっと照れてるんだろうなぁ

目を開けたいけど開けてしまえば面白くないので俺は狸寝入りを続行する





突然、ふにという柔らかいものが頬に当たるのを感じた


！？え！？何！？

そう、俺は接吻をされたのだ



自分からしておいて布団に顔を埋めるAの姿は実に愛おしい


口角がぴくぴくと緩みたそうに動く
それを必死に抑えるよう自分の舌を噛んだ


次の瞬間、
実に信じ難い言葉がAの口から出てくるとも知らずに





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