拾 ページ11
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「...無一郎くん、大好きだよ」
胸がちくりと痛む
その理由は明確に分かっている
彼女の好きと僕の好きが余りにも違うから
「っ...唐突にそういうこと言うのやめてってば」
愛しむ様にはにかむ彼女
僕が見たいのはそんな家族や友人に向けるような笑みじゃない
頬を赤らめこれ以上ないくらいの幸せを詰め込んだかの様なあの顔
...あのたんぽぽくんに向ける顔だ
僕とこう話をしていてもきっとあの子の事が頭から離れていないだろう
「...無一郎くん?」
「あ、..ごめん。聞いてなかった」
不思議そうに顔を覗き込む
「ぼーっとしてたけど考え事してた?」
「ちょっとね。でどうしたの?」
「あ、それでね!」
けど今だけは彼女は僕のものだ
この時間がずっと続けばいいのに
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愛しています(プロフ) - 泣きました(´;ω;`) (2021年9月28日 19時) (レス) @page32 id: 98b7f3f08a (このIDを非表示/違反報告)
かるんとっと(プロフ) - 善逸が告白した時、もう思わず叫んで踊りました。それくらいこの作品が好きになりました! (2021年5月8日 22時) (レス) id: e2a15ae5f0 (このIDを非表示/違反報告)
むいくんガチ勢 - サイコーでした! (2020年10月9日 17時) (レス) id: 161ba2dcae (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - 素敵… (2020年9月7日 19時) (レス) id: 543bb812b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 善逸ううう(強制終了)可愛い!もうこの世に悔いはない。 …逝ってきます (2020年5月12日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年11月3日 0時