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廿弐 ページ23

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「あ、いや、む、無一郎くんって優しいよねーって話を炭治郎としてただけだから!」



咄嗟についた嘘
いや、無一郎くんが優しいのは本当だけど...


善逸の眉がぴくっと不愉快そうに動いた




「...へぇ、でその子と俺に何の関係があるの?」

「な、内緒...」

「俺に隠し事すんの?」

「そんなんじゃ...」




私は彼の怒りに触れるのが得意らしい
どうしてだろう




「...俺も優しいでしょ」



拗ねたように善逸が言う
か、可愛いっ!!




「うん!優しい善逸も好き!」

「...俺が好きならさ」



予め敷いてあった布団に押し倒される



「一緒寝てくれるよね?」

「勿論!」




寧ろご褒美といったところだ

背後から抱き締められるような形で
体勢をとっている


狭い一人用の布団だから密着度も当然高い




「..っん..」



突然首筋に軽度内出血のようなものをされる感覚に思わず声が出る




「ふへ、綺麗についたな!」

「ついた?」

「うん!ついたついた!」




何がついたのかは分からないが
善逸が嬉しそうなので何だか嬉しい




「...これで俺の、も..の」



意味不明な言葉を残し善逸は眠りについたようだ


少しして善逸の顔の方を向いてみると安心したような、幸せそうな顔で眠っていた



改めて考えると善逸の顔が至近距離にあり、
私の顔に熱が集中した



私も早く寝てしまおう



善逸の顔を見ながら寝るのは色んな意味で寝れなくなりそうなので反対側を向いて寝た





.

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愛しています(プロフ) - 泣きました(´;ω;`) (2021年9月28日 19時) (レス) @page32 id: 98b7f3f08a (このIDを非表示/違反報告)
かるんとっと(プロフ) - 善逸が告白した時、もう思わず叫んで踊りました。それくらいこの作品が好きになりました! (2021年5月8日 22時) (レス) id: e2a15ae5f0 (このIDを非表示/違反報告)
むいくんガチ勢 - サイコーでした! (2020年10月9日 17時) (レス) id: 161ba2dcae (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - 素敵… (2020年9月7日 19時) (レス) id: 543bb812b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 善逸ううう(強制終了)可愛い!もうこの世に悔いはない。 …逝ってきます (2020年5月12日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年11月3日 0時

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