悪女面。【我妻善逸】

弱点 ページ38

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あんなに辱めておいて何もされない訳がない


それに勢いというものは留める事が出来ないものだ





何か仕返しが出来ないかと考えた結果、
くすぐろうという決断に至った




指先を善逸の横腹に這うようにして触れる






「んっ....」



何その可愛い声
驚いて指先が思わず止まる

善逸は恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にさせて自分の顔を手で隠す





善逸はくすぐられるのが弱点、
という新しい情報が知れて嬉しみのあまりもっとくすぐりたくなる衝動に駆られる






「...！？..ちょ、Aやめてっ...んぅ...」




ほんとにっ、と善逸が言い切った所で部屋の障子がパンっと音を立てて開けられる





「善逸ー！！あれはごか......い」





私は善逸を押し倒して腰元を触っている
その状況を炭治郎が目撃した



....！？！？




「...すみません、」


「何に対しての謝り！？こっちこそ誤解だからね！？」


「そ、そうだぞ炭治郎！別に如何わしい事なんて何にもしてない！」





...善逸、その言い方だと余計に誤解される気が




あの後炭治郎の誤解を解くのは時間がかかったが
善逸の新たな一面を見れた良い機会だったのでまぁ良しとした






「Aさんって案外大胆なんですね」


「まだ誤解解けてない！？」






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