阿呆 ページ34
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「確かに幸里も悪かったと思うが我々も噂を鵜呑みにして霜峰自信を見ようともしなかった。よって幸里も辞退するのならば俺も辞退しよう!」
煉獄さんはとんでもない爆弾発言を真顔で言った
それは煉獄さん以外の全員を驚かせた
「...あの、阿呆なんですか煉獄さん。」
藍花が呆れたように言った
そしてもう一度柱達は絶句する
藍花がこんなにも毒をはく子だと言うことを知らなかったのだ
「...阿呆ではないぞ。つまり、こう言っているんだ。」
「幸里は辞退しなくてもいい、いやしないでくれ!」
「俺からも頼む」
不死川さんも同調する
そして俺も、私もと柱全員が
藍花が辞退することを引き止めた
「ッ...皆さん優し過ぎますよ。」
それから柱の皆さんは丁寧に頭を深く下げて謝罪をした。別に彼等に何かされた訳でもなかったので私は謝罪を受け入れた。
それから数ヶ月、
柱の方々とは随分良好な関係を築くが出来た
けど一度広まった噂は簡単には消えないだろう
「彼女、また”あのこ”に嫌がらせされたらしいわよ?」
「柱のくせに嫌がらせだなんて柱失格ね」
「...。」
悪口というのはやはりまだ傷つくものだ
けど私もう外見で判断するような人なんてどうでもいい。所詮はそこまでの人間だったということだ。
「...善逸」
そんな私を見て善逸はぎゅっと抱き締めた
私はさっき噂をしていた彼女達と目が合う
あぁ、物凄く酷い顔だ
善逸は正直言ってモテる
あの子達も密かに思いを寄せていたのだろう
「Aの事は俺だけが知っていればいい。ねぇ、そうでしょ?」
「うん、私善逸が居てくれて本当に良かった...」
いつの間にかこんなにも依存していたんだ、
と実感した。
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舞 - あ〜……うん!神の上の神の物語! (2020年3月20日 14時) (レス) id: 4eccfaac2e (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 由香里さん» 恐れおおいですありがとうございます(;;) (2020年3月1日 15時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
由香里 - うん、神☆ (2020年2月27日 18時) (レス) id: 99b9ad058f (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか(プロフ) - 花幡。さん» わぁあありがとうございます!! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 174bef0ea6 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - たぴおかさん» うわぁぁぁ!!!嬉しいですありがとうございます!是非とも書いて下さいお願いします(土下座) (2019年11月4日 12時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年10月19日 0時