悪女面。【我妻善逸】

難あり気な任務 ページ17

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「藍花、竈門くん、我妻くん、嘴平くん、そして私とですか？」




御館様は優しい顔付きで頷く





朝一番に御館様に呼び出しを受けて何事かと話を聞くとある町に鬼の出現情報が大量に届いているんだとか





「君達にしか頼めない任務だ。お願いできるね？」


「「「御意」」」




猪頭以外が返事をする



いかにも野生児っぽいがこいつは礼儀作法を身につけてないのか



今度教えてあげようかな





そんな事を思いつつ私は善逸と屋敷へ戻る





明日に備えるべく休息を頂いたから今日は暇だ







「ねぇ、任務大丈夫そう？」




私は善逸に恐る恐る尋ねる




「これが大丈夫そうに見える？」




恐ろしく汗をかき恐怖に怯えた目は大丈夫さの欠片もない事を訴えかけていた






「ごめん、愚問だったね」


「分かればいいの、分かれば。」





善逸は屋敷に着くとちょっと一人になって気持ちを落ち着かせたいらしく部屋に籠ってしまった





少し前の彼なら嫌だ嫌だと泣き喚き慰めないと任務に行こうとしなかったがもう一人でも解決出来そうで少し感動している





...善逸も成長してるんだなぁ







そう思うと少しずつ善逸が遠い存在になる様な感じがして居た堪れないような気持ちになった





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