ご褒美 ページ12
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わんわんと泣く善逸をなだめ夕食を終わらせたあと二人でゆっくりお茶を飲む
お茶も飲み終わり就寝しようかとしていた時
「...あ、そういえばまだご褒美貰ってなかったよね?」
善逸はあたかも今思い出したように言った
ご褒美?あぁ、出発する前に言ったあの事か
「そうだね、何でもいいよ?言ってみて」
ん?あれ、何でもは言い過ぎたかもしれない
そう気づいた時にはもう遅い
「うん、とりあえず目隠しして貰える?」
善逸は心底嬉しそうな顔で爆弾発言をする
「な、何で目隠しが必要なの!?」
「柱の人が一感を奪われながらの接吻て気持ちがいいらしいからやって見たくて!」
いや、そんな可愛らしい笑顔で言われたらこちらもやらざるを得ない
...目隠しなんてものだれから貰って来たのか
柱で恋愛経験が豊富なのはあいつしかいない
私の善逸に何教えてくれてるの筋肉ダルマめ
「はーい、目隠しするよー」
途端視界が奪われる
視覚を奪われるというのはこんなにも不安なものなんだ...
「...どう?」
「ひっ...ぅ」
善逸の声を意識し過ぎて変な声が出てしまった
「ふ、かわいー...」
私は火照る顔を少しでも冷ますために冷たい自分の手で頬を押さえる
「隠さないでよ」
また耳元で囁かれて思わず体がビクッと反応する
壁に両腕を押さえられ私はまた一つ不自由になった
「やっぱ俺Aの目好きだから目隠しはヤダなぁ」
自分から言い出したくせに善逸は簡単に目隠しを外した
吸い込まれそうな瞳と目が合う
善逸は私を引き寄せると
驚くほど優しい接吻をした
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舞 - あ〜……うん!神の上の神の物語! (2020年3月20日 14時) (レス) id: 4eccfaac2e (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 由香里さん» 恐れおおいですありがとうございます(;;) (2020年3月1日 15時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
由香里 - うん、神☆ (2020年2月27日 18時) (レス) id: 99b9ad058f (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか(プロフ) - 花幡。さん» わぁあありがとうございます!! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 174bef0ea6 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - たぴおかさん» うわぁぁぁ!!!嬉しいですありがとうございます!是非とも書いて下さいお願いします(土下座) (2019年11月4日 12時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年10月19日 0時