記憶の行方 ページ33
『 エース！誰もいないから離して！』
「 やだ。」
夕食も済ましてあとは部屋に戻るだけ
エースは手を離さない
『 お願い、ほんとこーゆーの慣れない 』
「 はいはい、わあったよ。」
エースはなんで誰もいないのに手を繋いだり
からかってくるんだろう
あー、とりあえずほんとに疲れた
『 私誰とも付き合ったことないのに
初めての彼氏がフリってなかなか特殊だよね』
「 まあたしかにな、男慣れしてないのすっげー出てる」
『 ごめんって、そーゆーつもりは無いんだけどさ』
「 いや、わりーとか言ってねーし、むしろ…」
『 あ、まってこのままサムさんとこ行って
魔法水買おう。とびきり美味しいの。
もうフリだけでもほんと疲れた。』
「 俺はそんなにだけど、」
いや、女慣れしてるから余裕なんだろ
とか言っちゃダメだよね…
『 今日は大分エースに振り回されたと思うけど
まあ、でもエースが恋人のフリしてくれるおかげで番だと思われてるし
二度とあんな襲われたりしないはずだから
とりあえずありがとう』
「 へー、素直じゃん。」
『 うざ、』
とか言ってその日は魔法水を2人で飲んだ…
はず…
翌朝6時10分
事件が起こる
朝起きるとなぜかエースに抱きついて寝ていた
え、何でだ。
なんだこれは。
なんでこんなしんどい体制で寝てんの
体痛っ…特に首。
えっとー？たしか、
昨日魔法水2人で飲んで、
調子乗ってすっごい飲んで、
飲んで…
ダメだ思い出せない…
「 はぁ〜、おはよ。」
大きなあくびをしながら起きるエース
『 まって、エース、昨日何してたっけ…』
「 は？お前覚えてねーの？」
ほんとに覚えてない…
なんで記憶をとばすまで飲んだかも分からない
『 なんにも覚えてない…』
「 はー？お前ずるくね？ 」
何が？
『 え、そーゆーエースは覚えてるの？』
エースはイラッとした顔して
「 何にも覚えてねーよ！早く用意するぞ、」
『 なんだ、お互い忘れたなら仕方ないね 』
まーいっか、！
ちょっと不機嫌そうなエースを横目に準備をして
今日も手を繋いで教室に向かう
2週間経って
2年女「 A最近可愛くなったよね
やっぱ恋する乙女は違うな〜 」
そんなことをよく言われるようになった
正直手を繋ぐのも
急に距離が近くなるのも
何にも慣れていない
ずっと顔は多分赤いし
恋とかじゃない…自分で分かってる
けど可愛くなったとか
『 まじでなんで？ 』
ずっとわかんない
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クッキー(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ラギーの続編読みたいです！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: cd08c0e3d8 (このIDを非表示/違反報告)
えす(プロフ) - ラギー・カワイイ・ブッチかなー？すみません！急に！！密かに全部読ませていただいたエース推しです笑。完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！ (2020年11月25日 21時) (レス) id: 7890a45940 (このIDを非表示/違反報告)
ぽら(プロフ) - 魔法少女の劣等生ふうかさん» えええ！めちゃめちゃ嬉しいです！！けーくんもめっちゃ書きたいです！！本当に応援ありがとうございました！涙 (2020年11月16日 22時) (レス) id: df67849c44 (このIDを非表示/違反報告)
ぽら(プロフ) - モーモさん» 凄い嬉しいお言葉ありがとうございます〜！！おじたん良いですよね！！みんな書きたいです〜 (2020年11月16日 22時) (レス) id: df67849c44 (このIDを非表示/違反報告)
ぽら(プロフ) - えぬえぃさん» ありがとうございます！！けーくんもラギーもみんな書きたいです！笑 (2020年11月16日 22時) (レス) id: df67849c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽら | 作成日時：2020年10月18日 22時
