勘違いしてみれば ページ23
そいつが出ていって少し経つと
エースは私を離して服を整えてくれた
『 エース、どうして…、？』
「 何が 」
何がって…
『 キス…までしなくても。』
「 はあ？
アイツにキスされそうになったお前が悪い」
なにそれ…
『私だって好きでこんなこ…』
「 付き人なんだったら俺から離れんなって…」
私の声を遮って妙に悲しそうな声が聞こえた
「 ジャケット脱ぐなって言ったし」
『 暑かったもん。』
「 どーせアイツに脱がされたんだろ、
この部屋趣味わりーよ、暖房30度になってる」
バレてる
「 どこ触られたの 」
『 別に。
肩無理やり組まれて背中さすってきただけ』
「 はぁ…なにが『だけ』だよ。
てかさ、やっぱA、彼氏できたの」
は？
『 え、いるわけないじゃん、なんで。』
「 前からかった時は
近づいただけであんなに震えてたのに
キスしようとしても本気で抵抗しなかったし
全く怖がられたように思わなかったんだけど」
『 え、…』
「 てっきり俺が初めてだと思った」
いや、
『初めて…だし、』
「は？マジなやつ？」
『 まじだけど…』
「 あー…、
ごめんな、」
『え、』
まさか謝られると思わなかった
たしかにキスまでしなくてもよくない？
とかはちょっと思うけど
ちょっと良かったって思う自分もいる
『 別に、やだったってわけじゃないし』
「 なにそれ、煽ってんの？」
『 そんなわけないじゃん、』
そういってソファに戻ろうとしたけど
自分が思ってるよりも酔ってるらしくて
ふらついてしまったところを
またエースに助けられる
『ごめん。』
「 お前飲まされすぎじゃね」
『 別に酔ってない 』
「 何言ってんの 」
『 もういい！帰る！』
エースに背を向けてよろよろと帰ろうとした時
後ろから抱きしめられた感覚がした
なんで…
『 エース、もう誰もいないよ？ 』
「 知ってる 」
『 なにそれ。 』
「 勝手にどっかいったりすんなよ
あと俺に心配もかけないで、」
また悲しそうな声
耳元で話されてくすぐったい
『 もうそんなのしないよ、付き人だし』
「 なら良かった。」
この状況とこの言葉
『 私じゃなかったら勘違いしてるよ。？』
「 勘違い…してみれば？」
え。
「やっぱ嘘、俺らマブだもんな、」
答える暇もなく言われる
『 だよね。
てかエースも酔ってるでしょ？』
「かもな。」
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クッキー(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ラギーの続編読みたいです！ (2021年1月5日 10時) (
レス) id: cd08c0e3d8 (このIDを非表示/違反報告)
えす(プロフ) - ラギー・カワイイ・ブッチかなー？すみません！急に！！密かに全部読ませていただいたエース推しです笑。完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！ (2020年11月25日 21時) (レス) id: 7890a45940 (このIDを非表示/違反報告)
ぽら(プロフ) - 魔法少女の劣等生ふうかさん» えええ！めちゃめちゃ嬉しいです！！けーくんもめっちゃ書きたいです！！本当に応援ありがとうございました！涙 (2020年11月16日 22時) (レス) id: df67849c44 (このIDを非表示/違反報告)
ぽら(プロフ) - モーモさん» 凄い嬉しいお言葉ありがとうございます〜！！おじたん良いですよね！！みんな書きたいです〜 (2020年11月16日 22時) (レス) id: df67849c44 (このIDを非表示/違反報告)
ぽら(プロフ) - えぬえぃさん» ありがとうございます！！けーくんもラギーもみんな書きたいです！笑 (2020年11月16日 22時) (レス) id: df67849c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽら | 作成日時：2020年10月18日 22時
