悪女系ガール(仮)

聞いてたの ページ5

かのん「Aごめん
さっきの話聞いちゃった…」

『え！』

かのん「どうしよう…私そんなふうにおもわれてるなんて、もうマネージャーやめたい…」

『そんなの！だめだよ！』



マネージャーのお陰でかのんといる時間も長くなったし、ちょっと楽しかった。



『おねがい！どうしても！』


かのん「じゃあさ、私の恋が上手くいくように
協力してくれない？」


『うん！わかった！何すればいいの？』

かのん「Aってあんまり人と話すの苦手で人の役にあんまり立たないじゃん。」


え、まぁそうだけど…まぁ、そうなんだけど…

かのん「多分存在すら認識されてないの」




まぁ、そうだよね、こんな可愛い子の横に立ってるマスクなんてだれもきにとめないし…


かのん「でも、Aが存在すら認識されてないのはいやだ。だから悪者になってよ。」


『ど、どうゆうこと？』



かのん「私をバレー部でヒロインにしてほしい。私の指示だけきいとけばいいの。」


それって…


かのん「私Aのことは信じてるから
いつもほんとにありがとうね。」



またありがとうって言われた…
嬉しいんだけどさ…



かのん「もう友情とか愛情とか全然興味無いんでしょ？」





そうだよね、





私なんか悪者になった方が



存在感あるし、






人の役に立てるよね。




もう友情も愛情もどうでもいいんだから。

作った方が損するに決まってる。





なら、今たった1人の友達のために









悪者になった方が、









私は頷いた

『かのんのためなら私やる。』


かのん「ありがとう。大好きだよ。」






その笑顔は本物だよね？

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