思い思われ振り振られ【NCT】 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:28 hit、合計:132,653 hit

3 ページ7

『ちょっとドンヒョク、それだから彼女出来ないのよ』
「お前に言われたかないね」

「これを何グラム入れればいいの？」
『ジェノ、あなたは何度塩とお砂糖を間違えるのかしら』

「いい加減ドンヒョクに不幸なことが起きればいいと思う」
『ハイハイ、食べ物の恨みは怖いね』

「ナナの充電器知らない？」
『昨日洗濯機の上に置いてあったけど…いやなんで洗濯機の上？』

4人との生活はなかなかに濃くて楽しんでいる私がいる。

ちゃんと適度に距離を保ってくれるから過ごしやすくて、ってのもあるかな。あまり干渉されても厄介だしね。

___________

いつも通り連勤を終わらせて、一日休みで友達と遊ぶ。今日はソミンだ。
お昼すぎに集合してダラダラとカフェでお喋り。ソミンが気になってたという服屋を見たりして時間を潰す。
今日も適当に居酒屋に入ると思って足を動かすとねぇ、とソミンに引き止められる

『何？』
「今日はさ、ちょっと…行きたいところがあるんだけど…」

歯切れが悪い喋り方をするな、少し嫌な予感

『うわ、マジ？』
「ごめーん！どうしても行きたくて！ここに超イケメンが通ってるらしいの！」

ソミンに連れてこられたのはクラブ。超イケメンだなんて、どこ情報を頼りにしてるんだか、全く。

引き摺られるように渋々中に入っていく、頭がかち割れるような大きい音楽、あぁ、合わない

___________

『ちょっとソミン…もう、』
「え～？」

お目当てのイケメンに会えたらしくいつも以上にお酒が進んでいる友人を見て不安になり、飲み続けてるグラスを手で掴んで止める

ダメだもう、またお持ち帰りコースじゃない。

「Aちゃんも飲みなよ～」

ソミンお目当てのイケメンの隣にいた男に飲み物を勧められイラついてしまい強めに私はもういいから、とバックを持ちその場を離れようとソミンの腕を掴む

「やだソミンまだ居る～！」

小声で大丈夫だから、先帰ってもいいよ、と言われまたかと溜息をつき腕を離して出口へと向かう

「ちょ、待ってよAちゃん？せめて連絡先でも…」
『携帯持ってないんで』

さっきいじってたじゃん！という声を無視して店を出る。疲れた。早く帰ろう。