思い思われ振り振られ【NCT】 (ページ1)

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大学生になって、上京して、慣れない大学生活を何とか1年やり過ごす間に、生活が変わっていって。

1週間はバイト、バイト、バイト、遊び、呑み会バイトバイト…自分の時間なんてないくらい必死に動いてきた。でも、神様は頑張りを認めてくれなかったようで。

『退去願い…？』
｢大家を引き継いでくれる人が居なくてねぇ…ごめんね、Aちゃん｣

少し古い見た目と内装だけど、実家に帰った気分になれてなかなか気に入ってた一人暮らしの家が、今月末に無くなるらしい。ちなみに今は月の中旬、中々にヤバい。

もう少し早くに言ってくれ…と思ったがポストを確認せず家を日中ずっと開けていた私も悪い。仕方がないことだ。

まだあと2週間あるし、どうにかして物件の内見に行って、引越し手続きして…ああ、こんな時に限って明日からバイトは連勤だ。

『なんとか…します』

そう、なんとかするしかないのだ。

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『…という訳なんだよねぇ』
｢なんだよねぇ、とかのんびりしてる場合じゃないよ！？あんた今月末ってあと一週間も無いじゃない！｣

友達のソミンにあんたバカ！？と言われそういえば言ってなかったっけ、なんてボーッと考える。

あれから学校終わったらバイト連勤、休みの日には友達と遊ぶ約束をしていた為いつの間にかあと一週間を切っていた。

まぁいざとなったら…どうしようか、まぁ、何とかなるだろう。

『とりあえず明日は一日オフだから明日で何とかするよ』
｢あんたはもう本当に…もしヤバかったらうち来なね？一日1万で泊めてあげる｣
『ビジホ泊まるほうが安いじゃんか。まぁありがとう、何とかなるよ』

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