やってくれたねテンオッパ ページ8
次の日の朝、昨日の出来事を思い出して何度目か分からないため息が出てしまう
昨日テンオッパがどうやって私の荷物を取ってきたのか結局教えてくれなかったから謎のままだし、最悪私の机の周り女子だらけで事情聴取されるか虐められ出されるか…
…それに、何よりもナナちゃんの爆弾発言が気になる。
もしかしたら遊ばれてるだけかもしれないし…いやナナちゃんがそんなことするはずないって思ってるんだけど、どうしてもね
『…はぁ』
昨日までとは違ったドキドキで行く学校、今日はやだな
___________
校門を抜けて、周りを気にしながら歩いていくと、私のクラスの下駄箱の前に見覚えのある人達が群がっていた
(ナナちゃん達だ…！)
ドクドクと心臓の音がうるさくなり、胸を抑えながら下を向いて下駄箱へ
「あ！来た！！」
ヘチャンさんの声に体が反応してしまい思わず肩をビクッと震わしてしまう
(私？私！？)
「おはよ、Aちゃん」
わっ、私だー！！なんならナナちゃんまた変わらず挨拶してくれた！？
嬉しくてパッと顔を上げるとニコニコ顔の人2人と驚いた顔の人が2人。
「おはよう！Aちゃん！？昨日の男の人誰！？」
『おはようございます…皆さん、
だ、誰って、兄です…』
もうこの時点でテンオッパがややこしい事をしてくれたんだと発覚。色々面倒くさそうだ…
「お兄ちゃん！？！？」
ええ！？と驚くヘチャンさんとやっぱりな、という顔の3人
「ほら言っただろ、顔似てたし」
「Aちゃんによく似た不思議なお兄さんだね」
「ナナ、お兄さんに挨拶し忘れちゃった。いつか会わせてくれる？」
待って問題発言1人
『あ、う、その』
「Aちゃん、お兄ちゃんってのが本当なら…
相当のシスコンだねあの人？」
『え、ええ…多分…はい…』
ヘチャンさん、顔が近いです…
「問題も解決したし教室行くぞー」
ロンジュンさんの声にワラワラと教室に向かっていくジェノさんヘチャンさん、と
「行こ、Aちゃん。荷物重くない？持とうか？」
『だっ、だいっ、大丈夫、です』
すごく凄く、甘いナナちゃん…
やっぱり昨日のって本当なんだ…
だって、ナナちゃんの目が優しすぎる…ううっ
(もうダメだ…どんどんハマってく…)
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井関(プロフ) - ごんちゃんさん» はじめまして〜！コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです(;_;)頑張りますね！これからもよろしくお願いします( ・・ )♪ (2021年4月15日 14時) (
レス) id: 8121f79624 (このIDを非表示/違反報告)
ごんちゃん(プロフ) - コメント失礼します！！めっちゃ面白いです。更新楽しみにしてます^^ (2021年4月13日 20時) (レス) id: db5fef77c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：井関 | 作成日時：2021年2月25日 0時
