story2 ページ5
____翌日
・
Aはある場所へ向かっていた。
だがその道中に何か重い物体が落下する音が聞こえ、Aは肩を跳ねさせ驚いた。
(な、なんだろ?)
「チャクロー!誰が伐採しろつったんだよー!!」
気になり音の方に向かおうとするが誰かの怒鳴り声により、納得して立ち止まった。
どうやらチャクロが竹林の葉を切るつもりが誤って竹林ごと伐採してしまったようだ。
「ふふ・・・」
Aはおかしくなって笑い、その場を後にした。
・
「あ、Aー!」
「サミ?」
サミの声が聞こえ、Aは辺りをキョロキョロと見回す。
すると、突然視界が暗くなり慌てだした。
「ちょっサミ、暗い暗い」
どうやら、サミがAの両目を手で塞いでいたようだ。
「ふふ、ごめん」
「もう、たださえ目が悪いんだからそういうイタズラはやめて・・・そういえばサミ、仕事は?」
「もう、終わったよ。Aこそどうしたの?こんな所で」
「へっ?えっと、それはー・・」
そう聞かれるとAは言葉を濁して目を泳がせた。
その様子にサミは目を細めムッとする。
「もしかして、また"体内"に行くの?」
「うっ・・・」
「あー、その反応やっぱりー!もう、やめなって体内モグラの人達と絡むのは。そのうちAも体内に送られちゃうよ」
そう、Aが向かおうとしていた場所は"体内"と呼ばれる泥クジラて唯一サイミアが使用できない所でその性質から牢獄として使われている場所である。
そして、その体内によく送られる問題を起こす集団を皆"体内モグラ"と呼び、その者達にAは会いに行こうとしていた。
「ごめんね、サミ。でも今日も私、体内に行くよ」
「・・・どうして」
「___体内にいる彼らも、私にとって大切な友達だから・・・かな?」
Aはふわりと微笑みサミの黄色い髪を目印に頭を優しく撫でる。
「ん〜〜、そんな可愛い顔されたらもう何も言えないじゃない!」
サミは「Aのバカー!」と言いながら、Aを強く抱きしめる。
「よしよし・・サミ、苦しいからそろそろ・・・」
「・・・・・・」
「サミ?」
言葉をかけても反応がないサミを不思議に思い、Aは名前を呼ぶ。
すると、サミが一つの言葉を呟いた。
・
・
「____流れ島だ。」
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雑草(プロフ) - 突然すみません。この小説とても面白いです!これからも頑張ってください!! (2018年1月2日 0時) (レス) id: 623fd5650b (このIDを非表示/違反報告)
巴衛新月 - はわわわ…オウニかっこいい!ニビ,夢主ちゃんのこと好きなのか!? (2017年12月13日 17時) (レス) id: 17b6508236 (このIDを非表示/違反報告)
laststar - オウニかっこよすぎるー!個人的にはニビも好きだからこの小説すごい好きー! (2017年12月8日 22時) (レス) id: ba47909489 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - ヤバい、オウニ君イケメン! (2017年12月8日 7時) (レス) id: 1d6bbddaab (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - 更新されててテンションすごい上がりました。これからも頑張ってください。 (2017年12月5日 18時) (レス) id: 2d65d5b3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rio | 作成日時:2017年11月11日 17時