伊野尾side ページ6
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伊「涼介！？なんでここにいるの？涼介？」
涼「な…んで……どう、したの…？だいちゃっ…だいちゃんっ…ﾊｧ…ﾊｧ…」
苦しんでる大貴を目の当たりにした涼介は過呼吸を起こしてしまい、その場に崩れ落ちる
今は深夜で薮と光は居ない
俺しかいないというのに
手が震える
…どうしてこうなった
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遡ること5時間前
20時ちょうど
薮「ごめん、あと頼むな。明日は朝イチでくるから」
光「俺も、着いてられたら良かったんだけど…」
伊「2人は休めって。んじゃ」
薮は担当の大貴の副作用が強く出てしまったため寝ずに観察をまる2日していて、さすがに休ませるために今夜は帰ってもらう
光も、ああは言ってくれてるけどココ最近ずっと夜勤続きで、さらには手が足りないと外来に呼ばれることも多く休めていない
だから俺が夜勤を引き受けた
先に侑李と涼介のもとへ夜の検温にいき、問題ないことを確認して大貴のところへ向かう
大「…ﾊｧﾊｧ…うぅ…」
かれこれ40時間近く副作用が治まらず苦しんでいる大貴
同じタイミングで治験をした涼介は今回は副作用が起こらず今のところ順調
何かあったらナースコールを押して、と念を押してきたから大丈夫なはず
それにもしナースコールを押せない状況になったとしても、手元にあるモニターで涼介の検査室をチェックすることができる
夜勤の時は大体こんな感じ
大「…っ…いのちゃ…っ？…ﾊｧﾊｧ」
伊「っ！…大貴、意識もどったか？」
まだ身体の震えは治まらず、呼吸も荒いが朦朧としながらも少しずつ意識を取り戻してきた様子
体温と酸素量と心拍数を確認し、時間と状況をデータに打ち込むためにパソコンに手をつけようとすると、まだ痙攣の治まらない手で俺の腕を掴んだ
伊「どうした？」
大「いの、ちゃっ…っﾊｧﾊｧ」
掴まれた腕から伝わる震えが、俺の緊張感を増させる
大「いた、いっ…っﾊｧﾊｧ…痛いっ、よっ…」
大貴は俺を掴んでいた腕を離して、その手で今度は心臓当たりを抑えて「痛い」と繰り返す
伊「…今、薬入れるから。少し我慢してな」
…これは発作だ
副作用ではない
新薬を投与して副作用に苦しんでいたというのに、発作を起こす、ということは
…新薬に効果が現れなかったということだ
大「…っ…ﾊｧ…ﾊｧ」
新薬と相性の良い発作を抑えるための薬を投与すれば、大貴は徐々に落ち着いてきた
その時、だった
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茅(プロフ) - すごく話に入り込んでしまって感動しました；；めおんさんの作品ほんとに大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2020年10月18日 13時) (
レス) id: 6f86818d9a (このIDを非表示/違反報告)
Koupen(プロフ) - 今回もやられました...もう終始号泣で...。ここまで感情移入ができて感動的なお話はやはりめおんさんにしか作れないのでは、と思います笑 これからも応援してますね、完結おめでとうございます！！ (2020年10月8日 22時) (レス) id: f79358959f (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» ありがとうございますっ！musicmans5962さんにはずっと作品を見て頂けてると思うのでとても嬉しいです泣（違ったらすみません）新作も頑張ります！ (2020年9月26日 22時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - Eeさん» 一応、おまけのストーリーなのでTwitterにしか載せない予定です、すみません涙 Twitterの方をフォローして頂ければ見れる形にはなります！ (2020年9月26日 22時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - めおん♪さんこれからの誰かのために。毎回楽しみしてました。また名作をありがとうございます(^^)最後まで読んでやっとタイトルと一致して、なんだかお話しと、タイトルを回収できて、なんだか嬉しかったです。また、めおん♪さんの新作楽しみにしてます(^^) (2020年9月26日 16時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めおん♪
| 作成日時：2020年8月24日 15時
