慧side ページ8
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リビングを飛び出して自分の部屋に閉じこもる
ちゃんと鍵を閉めてドアに寄りかかる
イライラして涼介と大ちゃんに怒鳴ってしまった、
2人とも何も悪いことしてないのに…
自分が情けなく感じる
何も出来なくて、宏太と光にお金かけさせてしまうし…
こんな不便な身体が嫌になる
光「けーい、俺だけど、開けて?」
光の呼ぶ声が聞こえる
今は無視したくなって何も答えないでいると、ガチャガチャとなにやら鍵穴を開けようとし始めた
慧「……空き巣泥棒かよ」
光「んな目真っ赤にして言うなよ笑」
自分でも気づかないうちに泣いていたらしい
最近泣くことなんてなかったのに
光「うわぁ、久々に2人の部屋入ったけど、汚っ!」
慧「ち、違うよ…大ちゃんだよ…」
だいたい散らかしてるのは大ちゃんだし!
光「も〜、ちゃんと片付けてね?」
慧「はいはい」
それから光と一生にベッドの上に座ってたわいも無い話をするかと思えば、光はすぐに本題に切り出した
光「んで?なんで泣いてたのさ」
その話をするために来たのは分かってたけどさ、こういうのは少し違う話をしてから切り出すんじゃないの?
と自分に言い訳をしながらも、思い出すと罰が悪くなる
慧「……涼介に怒鳴っちゃった」
涼介は今頃怒ってるだろうか、大ちゃんももう呆れたよね…
もう俺の事嫌いになっちゃったかな…
光「涼介も大ちゃんも、慧のこと大好きだから大丈夫だよ」
泣くなって、と光に慰められる
こんなのいつぶりだろ、両親が亡くなる前は2人のお兄ちゃんに甘えていたけど、両親が亡くなってからはしっかりしなくては、と少し思うようになり、いつも意地張っていた
ガチャ
宏「おーおー、泣いてんのか慧」
光「あ、おかえり」
デリカシーも何も無しで急に部屋に入ってきたのは宏太
おかえりなんていう気失せた
宏太のばか
宏「大ちゃんから話聞いたよ、進路悩んでんだって?」
これ以上心配かけるわけにはいかないと首を横に振る
すると宏太は眉を下げた
宏「慧は将来何かなりたいものあるのか?」
いざそう言われると、これといって就きたい職業はちゃんとは決まってない
でも…
光「慧は勉強好きだもんね、大ちゃんと反対で」
勉強は好き
まだこれから沢山のことを学びたいと思う
でもそうなると進路は進学という選択肢になる…
宏「慧の好きなようにしていいんだよ」
.
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俺…
慧「…俺、大学行きたい」
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めおん♪(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます!感想頂けてとても嬉しいです!是非他の作品も見てみてください! (2020年7月10日 8時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - はじめまして。気になって読んでみたら、とても感動してしまって、今でも涙がとまりません。すごく感動するお話ありがとうございました。まだ、気になる作品たくさんあるので少しずつ読んでいこうと思います!! (2020年7月10日 1時) (レス) id: 95edc8c60d (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます!!歌詞に気づいて下さってとても嬉しいです!ご拝読頂きありがとうございました! (2020年6月6日 9時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 完結おめでとうございます!!更新頻度が高くてお話も面白くていつも楽しみにしていました!エピローグで歌詞が出てきた時、鳥肌がたちました笑 楽しい小説をありがとうございました! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 5b2251d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜!嬉しいコメントありがとうございます!次回作も頑張ります! (2020年6月3日 23時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めおん♪ | 作成日時:2020年5月18日 10時