涼介side ページ39
宏にぃに集合をかけられて、すぐにリビングの中心のソファへと家族全員集まる
学校に行ってる間も心配だった、慧ちゃんのこと
授業中も、俺に出来ることはないかとずっとかんがえていた
大「…慧の代わりだよｸﾞｽｯ……慧、お願い…学校には行かなくてもいいっ……だから…だから治療は受けて欲しいっ…」
誰が話すでもなく、しばらく重い空気の中大ちゃんが言葉を発した
宏「…慧、みんな慧には生きて欲しいんだ」
光「慧、注射だけはしよ？ね？…お願い」
治療のための注射をしたくない、と昨日泣いていた慧
そのために今朝、体調が悪くなって病院へ行っていた。
治療を受けたくない
その気持ちは尊重してあげたい…
けど、受けないとどうなるの？
涼「…注射やめたら、慧はどうなっちゃうの…？」
最近、俺に何か出来ることはないかと一型糖尿病について勉強するようになった
それでも、それだけは怖くて調べられなかった
慧「……死ぬよ。…インスリンは生きるために必要なの。みんなはもともと自動的に作れる身体だけど、俺は作れないの…だから注射してんの……この注射をやめたら合併症や脱水を起こして、意識が無くなったり昏睡に陥ったり、、そして死ぬんだ…」
平然とした顔で話す慧
いや、違う…
手元を見れば、震えているのがわかる
怖くないはずない
慧「…なんで俺だけ？…みんなはいいよね普通の身体だもん、注射なんかしなくても生きていける……俺はこの痛くて怖い思いをしながらじゃなきゃ生きていけないんだっ……そんなの、みんなが分かるわけがないっ！
そう言って立ち上がる慧を、どうにか止めようととった行動は抱きしめることだった
涼「…っ行かないで！」
抱きしめて、慧の体温が伝わってくる
暖かい、、でも、今はあまりにも小さく感じた
その身体を離さないように力強くだきしめる
涼「ねぇ、慧はなんでいつも俺を頼ってくれないの？俺が弟だから？俺が年下だから？」
慧が注射を打たせたり、体調が悪くなったりして頼るのはいつも大ちゃんや宏にぃやひかで、俺じゃなかった
涼「…慧は何が怖いの？注射が痛いのがやだ？」
俺にも頼って欲しい
何か出来ないか沢山考えたんだ
そして、あの日のことを思い出した
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
すみません！ちょっと前に非公開になってたお話がありました涙
分かりずらかったですよね、すみません！
引き続きよろしくお願いします
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めおん♪(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます！感想頂けてとても嬉しいです！是非他の作品も見てみてください！ (2020年7月10日 8時) (
レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - はじめまして。気になって読んでみたら、とても感動してしまって、今でも涙がとまりません。すごく感動するお話ありがとうございました。まだ、気になる作品たくさんあるので少しずつ読んでいこうと思います！！ (2020年7月10日 1時) (レス) id: 95edc8c60d (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます！！歌詞に気づいて下さってとても嬉しいです！ご拝読頂きありがとうございました！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 完結おめでとうございます！！更新頻度が高くてお話も面白くていつも楽しみにしていました！エピローグで歌詞が出てきた時、鳥肌がたちました笑 楽しい小説をありがとうございました！ (2020年6月6日 7時) (レス) id: 5b2251d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜！嬉しいコメントありがとうございます！次回作も頑張ります！ (2020年6月3日 23時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めおん♪
| 作成日時：2020年5月18日 10時
