〜Blue〜やまいの短編集

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有岡side






山「伊野尾ちゃん、他の人メロメロにさせちゃダメ！！伊野尾ちゃんは俺のものなの！」


伊「めろめろぉ？やまちゃんのものぉ？」







無理やりひかの腕からいのちゃんを剥ぎ取ったと思えばみんなの前で堂々とキスをする山田



ていうか幼児化してる幼いいのちゃんに無理やりキスはないでしょ〜





なんて茶化すと、山田は俺らの方に向き直って、大きく息を吸い込んだ






山「みんなもみんなだよ！！伊野尾ちゃんは俺のものなの！大ちゃんも知念もくっつきすぎ！ひかまでメロメロにならないで！雄也はあとから来たのになんでギューされてんの！？ゆーてぃ後で写真わけろ！薮くんなんてなに？いつから慧って呼んでんだよ！」





ついに山田の嫉妬が爆発した

すごい、一息でよく言ったな。






山田がいきなり怒鳴るもんだから、隣にいるいのちゃんはビクッとして、泣きそうな顔になる






伊「やまちゃぁ…やぶぅのこと怒っちゃめぇ、なの！」





あちゃ、、
山田死んだわ…


まさかいのちゃんまで俺らの味方するとは思わなかった




……と思っていたら







伊「だってね…やまちゃ、きょういなくて、さみしかったの…」







目をうるうるさせて言ういのちゃん


そっか、山田がいなくて寂しかったから俺らに甘えてきたんだね







山「…そ、っか…ごめんね…ごめん、俺…」


伊「やまちゃ………んっ…」








っえ！？



たぶん、今ここにいる伊野ちゃん以外のみんなが目を見開いた




だって、え？


いのちゃんから、キスした！？


あの、恥ずかしくてみんなのいる前だと手も繋げないいのちゃんが！？







山「…っ！？」


伊「…ちゅーは、すきなひとだけ、でしょ？」


山「…っ！！！伊野尾ちゃんっ！好き、大好き、愛してる！」


伊「けぇも、やまちゃんのこと、だ〜いすき！」








みんなが目をハートにしたけど、いのちゃんは幼くても山田のことが1番大好きだと分かった。



良かったね、山田。









.


.


.







翌日





薮「お前昨日、けいね？やまちゃんのことだぁいすきぃ！とか言ってたぞ」


伊「嘘だろ、まじやめろよ…」


知「みんなの前でいのちゃんからちゅーしてたよ？」


伊「やめて、ほんとやめて。忘れて。俺覚えてないから。」


山「……。」









えっと……




山田、どんまい。






fin

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