【H×H】愛のカタチ

１９怒り ページ20

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『あれ〜？ヒソカどこだろう……』







元いた場所に戻ったのはいいもののヒソカが見渡らない。

キョロキョロしていると首元に冷たい感触。







『……だれ、』


「随分と遅いじゃないか♦」


『ヒソカ！？！？』







めちゃくちゃ殺気放ってたからヒソカだって分かんなかったぞ！！







『ちょっととりあえずトランプ閉まって！』


「はいはい♠」








すんなりトランプを閉まったヒソカ。







『なんでそんなに殺気放ってるの！』


「キミが遅いからだよ♦」


『それは…ごめん！友達と少し話してた！』


「その友達ってのは男？♠」


『そうだけど、』









シャルとは言えない。なんとなく言えない。


蜘蛛に入ってる以上ヒソカはシャルと顔見知りだし、ここでシャルと話してたなんて言えば、ややこしくなりそうだし、面倒は避けたい


蜘蛛に入らない？なんて言われたら私絶対無理！！ ！(言われねえよ！)






何も言わないのが得策だと思う。だから言わない。








「ボク以外に親しい男が居たんだ♠」


『…いやまあ……うん？』







ヒソカの笑みは不気味だった。何かに怒りを訴えているような、不気味な笑み。









「いいかいA、キミはボクに養われる身。イコール、キミはボクのものなんだ♠言いたいことわかるかい？♠」


『……うん…？』


「はぁ……♠ボク以外のモノになるくらいならキミを殺す。いいね？♠」





よく分からなかった。それは初めてヒソカが見せた独占欲のようなものだった。


でも私、ヒソカ推しだし…誰に出会ってもヒソカから揺れるはずが無いんだつーの！
少し頬を膨らませてヒソカに訴えた。








『わ、分かったから！殺さないで！！ていうか私は一番ヒソカが好きだって言ってるよね！？毎日言ってるよね？伝わってませんかね！！！』







次は私が怒る番です。ヒソカが何に怒ってるか分かんないけど私はヒソカに怒ってます。私だけがこんなに好きなの腹が立つから怒ってます。


そんな私を見てヒソカは笑いだした。さっきとは違う、優しい顔で。







「クックック…♦そうだ、キミはボクの事が大好きだったね♠」


『そうだわボケー！！分かったならさっさとこれ持って！』


さっき買ったスカートの袋を渡すと何も言わずに持ってくれる。私が買った洋服の袋全部もってくれてるからね、ヒソカ！イケメソ過ぎない！？


「ボクはキミの召使いか何かかな♠」








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