弱小サッカー部 ページ3
＊
｢雷門中と、練習試合？｣
帝国学園サッカー部。
40年以上の間、フットボールフロンティアで優勝を続けたサッカー強豪校。
そんなサッカー部のキャプテンと私は知り合いなんだ。
そして今、彼ととある話をしていた。
｢そうだ。
総帥がお前にもマネージャーとして試合を見学に来て欲しい、とな｣
｢へぇ、影山さんが……｣
雷門中のサッカー部と練習試合なんて、影山さんは何を考えているんだろう。
……確か、雷門中はFFにも出ていないくらいの弱小校だって聞いたんだけど……
｢……俺も、お前の家の事情を知っているから無理にとは言わないが、｣
｢……行きたい！
態々、影山さんが誘ってくれたんでしょ？
それに、あの鬼道くんが折角誘ってくれたんだもの、行かないと損でしょう？｣
｢遊びでも何でもないからな？｣
｢ふふ、分かってるよ｣
鬼道くんの呆れたような表情にももう慣れた。
だって、鬼道くんってば私が(鬼道くんにとって)予想外の行動をするだけでびっくりするんだもん。
私はただ、私が当たりだと思うことをやっているだけなのにね？
｢1週間後の放課後だったよね？
ふふ、楽しみだなぁ……
夏未ちゃんにも会えるかもしれないし！｣
｢……遊びではないと言った筈なのにな……｣
視界の端でまた呆れ顔をする鬼道くんを気にも止めず、私は今まで居た教室を飛び出した。
そうと決まれば、1週間後までにお菓子の補充をしておかないとだもの、
次の試合では何を食べようかな？
試合が終わった後に皆も食べられるようなお菓子……うーん……
あ、運動って疲れるし、アイスとかもいい気がする……！
私はルンルン気分でスーパーに向かった。
─
本編初更新だ〜〜っ！！
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Smile Breaker 【イナアレ】
今はオリオンまで進んどります、よければ()
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