回り始める*4 ページ28
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やたらとテンションが高くてよく分からない言葉を連発するえむちゃんに連れられてやってきたのは……。
A「初っ端から観覧車……ですか……」
目の前にあるのは今もゆっくりと回転している観覧車。
観覧車って、最後に乗るものじゃないの?(偏見)
えむちゃんのチョイスがよく分からない。
とりあえずのってあげてわんだほいわんだほい言ってたら彼女も満足したらしく笑顔で返してくれた。
寧々「気持ちはわかるけど……
全員じゃ狭いでしょ。」
類「そうかい?
僕は親睦も深まっていいと思うけど。」
司「まあ……類の言うことも一理あるな。」
えむ「皆で乗った方が楽しいよ〜!」
冬弥「流石に6人は……」
A「なんでこの状況でまともな人が寧々と冬弥しかいないのかなワンダーランズなんたらはどうなってるの?」
寧々「おかしな連中の集まりだから。」
それと、ワンダーランズ×ショウタイムね、と訂正をされる。
仕方ないよね、名前長いし。
きっといつか覚える。
A「まあ……景色は綺麗なんだけど。」
冬弥「そうだな。」
寧々「まあ、高い位置にいるからね。」
楽しそうに騒ぐ3人を横目に、冬弥と寧々と一緒に窓越しの景色を眺める。
少し離れた場所で鳥がすい〜と空を飛ぶ。
私はそれを目で追う。
A「自由……か。」
寧々「?」
冬弥「……
A、後で、出店のクッキーを買わないか?」
A「?急にどうしたの?
まあ、買いに行く。そろそろお腹も空くし。」
司「なら、美味しい店を教えてやろう!!」
「「!?」」
いつの間にか騒ぐのをやめて私達の話を聞いていたらしい司の声。
……美味しいといいな……。
司「お、俺の味覚はおかしくないぞ!?」
A「聞こえてた?」
司「嗚呼。」
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作者名:桃園天利 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1eec8acd853/
作成日時:2021年5月25日 23時