検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:62,553 hit

当たり前*15 ページ17





放課後。



今日も特にやることは無いし……帰ろうかな。







冬弥「A!」







ホームルームが終わると同時に、教室のドアを音を立てて開けたのは冬弥。



そして私の名前を呼んだ。







A「冬弥……どうしたの?
そうだ、やることないし一緒に……」



冬弥「A、1度病院に行かないか?」



A「病院……?私、風邪なんて引いてないけど……」



冬弥「……頼む。」







冬弥がそんなに言うなんて、珍しい。



私は冬弥と一緒に病院に行くことにした。



総合病院に入り、冬弥が向かったのは……精神科だった。







A「冬弥……ここ、精神科だけど。」



冬弥「……嗚呼。」







冬弥は私の手を引いて、受け付けを済ませた。



少し待つと、診察室に呼ばれたので冬弥を座らせて1人で向かう。



冬弥が先に何か言っていたのか、少し質問をされたあとに検査のようなものが始まった。



小学生がやるような単純なことだったり、最近あったことを話したり。



一瞬言葉につまったりしながらも何とか終わらせた。



私、こんなに記憶力悪かったっけ……。



診察が終わり、1度廊下に戻る。







冬弥「……どうだ?」



A「診察は終わったけど……
まだ何も言われてない。」



冬弥「そうか。」







それっきり、私達の会話はなかった。







医者「青柳Aさん、診察室にどうぞ。」



A「あ、はい。」







席を立ち、冬弥にバッグを預けて中に入る。



椅子に座るように促されたのでそのまま腰を下ろす。



すると、お医者さんは眉をひそめながらも前置きをした。



何か……あるのかな。







医者「まだ可能性の話ですが……
青柳さん、貴女には若年性アルツハイマー病の疑いがあります。」



A「……え?」

当たり前*16→←当たり前*14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:プロセカ , ビビバス
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桃園天利 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1eec8acd853/  
作成日時:2021年5月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。