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「おねーさん!今暇??良かったら俺と一緒にお茶しない??ね??」
「いや、人と待ち合わせしてるんで、」
「ねぇねぇ、いいじゃん!どうせ嘘でしょ?」
伊織とポアロに行ってから数日、あのチャラ店員...名前忘れちゃったけど、その人から貰った名刺はシュレッダーにかけた。ポアロに伊織はあれから何回か行ってるらしいけど、誘われても行く気にはなれなかった。
気持ちを変えるために散歩してて、疲れたからベンチで休んでたらどんどん人が集まってくるんだから...... はぁ...
それよりも、この一々突っかかってくるナンパ男をどうにかしたいんだけど、え、待ってこの人鼻毛でてる。え、ちょっと無理、いや、ナンパしてきた段階で無理なんだけどね!
「いや、ちょっと..」
無理やり手を引かれ、連れていこうとされる。
え、やだこの人力強過ぎない?!
え...怖いっ...
「Aさん!お待たせしました!すみません...!」
「あ...安室さん..」
名前思い出せて良かった〜!!
「僕の彼女に何か用ですか?」
素早く男の手を振り払い安室さんに抱き寄せられる。
彼女...????頭にハテナが浮かんでると話を合わせてと耳打ちをしてきた。あ、無駄にいい声だな...
って何考えてんだ!!
「___だから言ったでしょ?待ってる人がいるって、」
「あなたに私の相手は出来ないわ、出来ると思っていたのなら頭を冷やしてくる事ね。坊や?」
この言葉を言うと大体の男は一瞬黙るという、いつもはそのすきを狙って逃げる。
今回もそうやって逃げようとすると、乗ってと安室さんの車に乗せられた。
「さっきの言葉...誰かから教えて貰ったんですか??」
「ええ、母から危険な目に遭わないようにと...助かりました。ありがとうございます。」
「いえ、これからどこに行く予定だったんですか?良かったらそこまで送りますよ??」
「ありがとうございます、米花駅までで結構です。」
そうですか!と言ってそこまで送ってくれる安室さん。
声も、顔もかっこいいのは分かる。今実際助手席に座って隣を見ると横顔が恐ろしいほどかっこいい。
だが。たまに向けられる鋭い眼光がどうにもなれない。
私は、クリス・ヴィンヤードではなく、普通の一般人なのだ...誰かに殺気や銃や、好奇の目を向けられるなんておかしい。
特に。あのゴキブリ野郎なんか絶対許さないし?今度あったら滅多打ちにしてやる...!!!
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よる - 面白かったです!キールが出てくるのは珍しいのでとても気になります!更新待ってまーす! (2020年6月16日 23時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - にっしーじゃぬさん» 細かくてすみません。いつも楽しみに読ませていただいています。頑張ってください。応援しています。 (2020年3月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
にっしーじゃぬ(プロフ) - 明里香さん» 間違いの指摘ありがとうございます。修正しました。これからも「この顔本当にどうにかしたい」をよろしくお願いします! (2020年3月30日 22時) (レス) id: 8eb32adcee (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 32話にも誤字がありました。「手を話すことなく」ではなく、「手を離すことなく」です。 (2020年3月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 31話にも誤字がありました。「見に行っても行かな」ではなく、「見に行ってもいいかな」です。 (2020年3月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にっしーじゃぬ | 作成日時:2019年7月23日 23時