この顔本当にどうにかしたい【名探偵コナン】【降谷零】

１７ コナンside ページ18

赤井さんたちが集めていた資料、予想は若干当たっていた。やっぱり、Aさんの母親はベルモットの線が濃い．．．



「灰原！Aさんについてわかった事はあるか？？」


「ええ、まあ少しなら。．．彼女、危険なんじゃない？」


「かもな。何がわかった？」


「彼女の生まれた場所と家族構成、後、保護記録。でも、貴方知ってるんでしょ？彼女の情報」



渡された資料は、さっき赤井さんから貰った情報が乗っていた。彼女の秘密について、


「ああ、確認で見たくて．．．やっぱり彼女の母親はベルモット」


「まあ、そう考えるのが妥当でしょうね。しかし、驚いたわ。彼女が子供を産んで、しかも安全な国に隠していたなんて、」


「そんだけ、でかい存在だったんだろうな。Aさんは。」


「彼女も母親なのね。」

ふぅ、とため息をついた灰原はお茶を飲むとジト目で見てきた。


「...な、なんだよ」


「あなた、彼女のことを知ってこれからどうするつもり?」


「そりゃ、組織の壊滅に近づけるように..」

「馬鹿ね。彼女は事実を知らないんだもの近づいた所で解決策は見つからないわ。ただ、彼女を一方的に傷つけるだけよ？」

その言葉を聞いて初めてAさんに会った時を思い出した。
クリス・ヴィンヤードと口に出せば、眉をひそめ不快という表情で言ってきた


「クリス・ヴィンヤードを強調して言わないでもらえるかな？」


本人は抑えてるつもりだったんだろうけどダダ漏れな表情。

確かに真相を知ったらどうなってしまうのかわからない。



「...しばらく様子を見てみたら？ただし、強引に近づいていくんじゃなくてね？」


「ああ．．」

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