【鬼滅の刃】鈍感と最強は紙一重【愛されギャグ】

3話 ページ4

貴方side

ひたすら走った
ただただ走り続けた

葉月「ﾋｯｸ…お母さんっ…お母さんっ…ｸﾞｽｯ」


貴方「葉月っ…ごめんね…お母さん…守れなくて…ごめんねっ…」ｷﾞｭｩ


朝日が私達を照らす

私の胸の中で泣き続ける葉月を抱きしめたまま
疲れ切った私の足はもう地に着いた。

優しく私達を抱きしめてくれた母さん

暖かく私達の頭を撫でてくれた父さん

もう居ない

残されたたった1人の家族、葉月

強く、強くなりたい

鬼を倒す強さが欲しい


貴方「葉月っ…私が…私が貴方を守るから…!!!」

もう失わせない


？「大丈夫か」


人の声


私は顔を上げた


貴方「貴方は…？だ、れ？」


？「腕の中の少女は妹か。可哀想に…お前達だいぶ昏睡状態に陥っているな…。歩けるか？私の家はすぐそこだ。着いてこれるか？」


貴方「…」ｺｸ


誰だかわからないが、良い人だ。私の目は間違えない。

葉月を抱え直し、力がほぼ残ってない足で立ち上がる


？「もう大丈夫だ。」


その言葉はとても温かかった

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