29 ページ29
ピピピピピピ…………
『ん……………』
朝7時。
携帯のアラームがなってそれに気付いてすぐ止める。
…良かった。チソンくん起きてない。
準備、しないと。
チソンくんが起きないようにそ〜っと布団から出ようとする。
『…………あ。』
……出ようとしたところでやっと気付いた。
私のお腹の上にはチソンくんの腕が回っていて出ようにも出られないこと。
それと同時に昨日の出来事がフラッシュバックしてぼうっと熱くなる。
やばいやばい、どうにかして出なきゃ。
心臓がまた早くなる。
JS「ん…………あ、ヌナ、おはようございま………！！」
寝ぼけていたチソンくんも状況に気付いたのか慌てて飛び起きて手を避ける。
JS「すみません…………」
『え、あ、ううん！大丈夫！…洗面所、借りるね！』
JS「あ、はい、どうぞ…！」
その後はわざと冷たい水で顔を洗って
顔を冷ました。
メイクをして髪もやって9時までには学校につかないと。
7人も居るって言うのに静まり返った家の中で、極力音を出さないように用意する。
そして8時半。
何とか用意を済ませた。
まだ、チソンくんしか起きてないみたい。
『チソンくん！ごめんね、私もう行かないと！』
小声でリビングに居るチソンくんに話しかける。
JS「あ、はい！」
『ほんとにありがとうございました！楽しかった！他の皆にも伝えといてくれる…？』
JS「分かりました！あ、道分かりますか？途中まで送りますけど…！」
『ううん、大丈夫！ありがとう』
JS「あ、いえいえ！………あ、ヌナ！俺また来週まで忙しくて……あの、今日の夜、電話してもいいですか………？」
『え………？うん、いいよ！……楽しみにしてるね。』
JS『……あ。じゃあまた、夜に。』
「うん、夜に。またね！」
帰るの、少し寂しいなって思ってたのに
夜に電話しようだなんて言われたら
嬉しくて、寂しさなんて平気になっちゃう。
………ああ、私、ほんとにチソンくんのこと好きだなあ。
そう思いながら、チソンくんの家を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 649人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リュイ - うぁぁあ ムズムズするー！可愛い！と心の中で叫びながら見てました。最高です (2021年8月26日 11時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
るりる - ちそたん！頑張れ！！ (2021年1月31日 23時) (レス) id: 92a30004a7 (このIDを非表示/違反報告)
ザワ(プロフ) - ぴっぴ。さん» こちらこそありがとうございます！！笑 いいタイミングでチソンくんのリレーCAMアップされたのでそちら思い出しながら見てください！(え？) (2021年1月25日 23時) (レス) id: f7c397b6ee (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ。(プロフ) - 一緒に寝ます！いくらでも蹴っていいよ！！！読み終わってから あぁぁぁあぁあと頭を抱えました。陰ながら大好きです。素敵なお話ありがとうございます(はじめまして (2021年1月25日 20時) (レス) id: 6af44f4d13 (このIDを非表示/違反報告)
ザワ(プロフ) - そんふんさん» ありがとうございます！！お待たせしてしまいすみません…これからまた更新していきますのでよろしくお願いします♪ (2021年1月21日 23時) (レス) id: f7c397b6ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ザワ | 作成日時：2020年6月27日 18時
